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教育学基礎演習II社会

科 目
教育学基礎演習II社会
区 分
教育学科科目群
授業コード
56073
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 水/34
単位数
2単位
担当者名
今尾 佳生
授業の概要
「教育学基礎演習■」において養った、文献の読解方法を踏まえたうえで、本講では、引き続き受講者各人の問題意識に応じた研究問題の設定法、小論文やレポートの執筆法、口頭発表法など、社会科学的分野での基礎的リテラシーの獲得を継続する。その過程を通じて社会科学的視点の特質や、調査に関わる基礎的な諸概念、論理手続を学びつつ、研究実施のための方法論意識を身につけて行きたい。受講生が30数名近くになるであろうから困難なところはあるが、出きるかぎり一方的な講義を避け、講義担当者と受講者、あるいは受講者相互の質疑応答、意見交換を採り入れていきたいと考えている。受講者それぞれの立場において固定観念を脱した柔軟な発想で取り組むことが期待される。
到達目標
自律的に社会科学分野における研究計画を策定することができるための知識・技能の修得を目指す。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
導入: 「演習■」の総括とレポート講評 社会学的文献の特徴とその包括的読解/プロポザルの趣旨確認/レポート講評
第2回目
受講生各自の問題関心の検討■問題とは何か/社会科学的な問いの立て方
第3回目
受講生各自の問題関心検討■同上
第4回目
問題設定の論理手続き■問題のマッピング/中心的問題の選定と概念分析/研究問題の設定
第5回目
問題設定の論理手続き■上記演習
第6回目
問題設定の論理手続き■研究質問への還元/研究質問構成概念の分析と方法論の模索
第7回目
問題設定の論理手続き■上記演習
第8回目
章節構想の策定■章節の論理構造と論理展開/研究問題の設定/研究質問への還元/研究方法の模索/章節の構築
第9回目
章節構想の策定■上記演習
第10回目
個人研究発表■発表/質疑/講評
第11回目
個人研究発表■同上
第12回目
個人研究発表■同上
第13回目
個人研究発表■同上
第14回目
個人研究発表■同上
第15回目

使用テキスト
『読み書きの技法』/小河原誠/筑摩書房/680円
          『メソッド/社会学-現代社会を測定する』/栗田宣義編/川島書店/2,200円
参考文献
:『アメリカ式読書法』/ロン・フライ/東京図書/1,500円
『社会調査を学ぶ人のために』/P.H.マン/世界思想社/1,950円
『社会調査』/宝月誠他/有斐閣/1,700円
『社会調査へのアプローチ-論理と方法』/大谷信介他/ミネルヴァ書房/2,500円
『社会調査ハンドブック』/安田三郎他/有斐閣/2,400円
『フィールドワーク-書を持って街へ出よう』/佐藤郁哉/新曜社/1,854円
『マス・コミュニケーションの調査研究法』/鈴木裕久/創風社/1,900円
『図解 発想法-知的ダイアグラムの技術』/西岡文彦/洋泉社/1,650円
『『相互行為分析という視点-文化と心の社会学的記述』/西阪仰/金子書房/2,600円
『<社会>を読み解く技法-質的調査法への招待』/北澤毅・古賀正義編/福村出版/2,600円
『見えないものを見る力-社会調査という認識-』/石川淳志他編/八千代出版/2,800円
『生活記録の社会学-方法としての生活史研究案内』/K.プラマー/光生社/2,400円
『フィールドワークの物語-エスノグラフィーの文章作法-』/J.ヴァン=マーネン/現代書館/3,200円
『フィールドワークの経験』/好井裕明・桜井厚編/せりか書房/2,400円
『日常生活の社会学』/山岸健/日本放送出版協会/900円
『教育社会学を学ぶ人のために』/柴野晶山編/世界思想社/1,950円
『現代文化を学ぶ人のために』/井上俊編/世界思想社/1,950円
『メディア学の現在〔改訂版〕』/岡満男他/世界思想社/2,200円
『パラドックスの社会学-スウィングしなけりゃ社会学じゃない-』/森下伸也他/新曜社/1,900円
『アメリカの学校文化 日本の学校文化-学びのコミュニティの創造-』/臼井博/金子書房/3,200円
その他随時紹介する。
成績評価方法
 ■ 小レポート  3通    30%
  ■ 各自の研究関心に応じた問題のマッピングを構造図に仕上げたものを評価する。
  ■各自の研究関心に応じた問題の概念分析の成果を評価する。
  ■各自の研究関心に応じたテーマをエッセイ形式で1200字程度にまとめたものを評価する。
 ■ 発表     1回    10%
  ☆授業後半において行う予定の個人研究発表の成果を、問題の言明、レジュメ、質疑への対応
   等の基準に基づいて評価する。詳細については授業時に説明する。
 ■ レポート   1通    60%
  ☆本講で学んだフォーマットに則って、受講者各自の関心に応じたまとめられた研究の章節構
   想を評価する。詳細については授業時に説明する。
更新日:02/13/2003

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