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西洋教育史

科 目
西洋教育史
区 分
教育学科科目群
授業コード
56002
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 月/12秋 木/12
単位数
4単位
担当者名
佐藤 隆之
授業の概要
 本講では、現在の教育制度・教育観・教育方法などが確立される歴史を、古代から現代までたどる。時代を古代、中世、近代(中世から近代へ~19世紀の公教育制度の確立、新教育運動、新教育運動以降に分け、現代の教育制度が成立するまでの大きな流れを講義する。
 教員採用試験を見据えつつ、基礎的な知識の理解と定着をはかる。たんなる暗記にとどまらないように、現代教育の問題点や可能性について、史的視点から検討する力を育成することもめざす。
 授業計画のテーマに掲げられているいくつかのポイントを対象として、全員に発表を課す。レジュメを作成し、聞き手にわかりやすい発表をする技術について学ぶ。
到達目標
1なぜ学校に行く必要があるのかという問いに、学校が成立した歴史という観点から答えられるようにする。
2発表をとおして、聞き手にいいたいことを伝えられるプレゼンテーションについて身をもって学ぶ。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
オリエンテーション・本講のねらいと授業計画の説明
・発表の進め方についての説明・発表の希望調査
第2回目
ギリシャ・ローマの教育・教育の起源、アテネとスパルタの教育、ソクラテスの教育思想、プラトン・アリストテレスの教育思想
・発表の割り当て
第3回目
中世の教育・キリスト教・封建社会の成立と教育、徒弟制
・発表の準備(役割分担、資料検索など)
第4回目
・中世における「子ども」と教育
・発表の準備(調査結果の報告など)
第5回目
中世から近代へ・ルネッサンス、エラスムスの教育思想
・発表開始
第6回目
宗教改革、ルターの教育思想
第7回目
科学革命とリアリズムの教育、コメニウスの教育思想
第8回目
近代の教育近代学校教育制度成立史概要
絶対主義体制の崩壊、市民革命、産業革命の教育に対する影響など。
第9回目
ルソーの教育思想
第10回目
ぺスタロッチーの教育思想
第11回目
・フレーベルの教育思想
・遊びと教育-ディズニーの「遊び」観
第12回目
第13回目
ヘルバルトの教育思想
第14回目
近代公教育制度の確立と発展各国における教育制度の確立
第15回目

第16回目
新教育運動の生起と展開「新教育」勃興の史的背景、各国における動向の整理
第17回目
イギリスの新教育ニールのサマーヒル
第18回目
ドイツの新教育文化批判運動、ドイツ青年運動、ケルシェンシュタイナーの労作学校
第19回目
シュタイナーの自由ヴァルドルフ学校
第20回目
イタリアの新教育モンテッソーリの「児童の家」
第21回目
フランスの新教育フレネの学校印刷運動
第22回目
アメリカの新教育超越主義者の思想と実戦、パーカーのクインシー学校、デューイのシカゴ実験室学校
第23回目
・1920年代のアメリカ
・プロジェクト・メソッド、個別教授、教育測定運動
第24回目
第二次世界大戦後の教育-アメリカ・スプートニク・ショックの影響、マイノリティ・女性・障害者の教育など
・映画にみる戦後アメリカ教育史
第25回目
映画「陽の当たる教室」を用いて、1960年代以降から1990年代の教育の変化を検討する。
第26回目
第27回目
レビュー(1)ルネッサンスから公教育制度の確立まで
第28回目
レビュー(2)新教育から現代まで
第29回目
レビュー(3)これまでの疑問点をだしてもらい、それについて解説をくわえ、理解を深める。
第30回目
新しい学校教育の展望史的検討を踏まえた21世紀の教育像の模索

使用テキスト
使用しない。
参考文献
東岸・米山・石橋他著『西洋教育史』玉川大学出版部/江藤・木下・渡辺編著『西洋近代教育史』学文社
成績評価方法
発表(30%)、レポート等の提出物(10%)、出席・授業参加(20%)、試験(40%)
更新日:01/24/2003

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