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現代文明論

科 目
現代文明論
区 分
乳幼児発達学科科目群
授業コード
161281612916130
開設セメスター
1S
曜日・時限
春 木/78
単位数
2単位
担当者名
佐藤 隆之,田中 義郎,曽野 洋
授業の概要
現代文明について、アメリカの教育を主たる対象として次の四つの視点から講義する。
1.アーミッシュ:文明に抵抗する社会と教育
16世紀以来の伝統的な生活様式を現代においても貫いているアーミッシュについて論じる。アーミッシュの生活や学校教育を紹介しながら、現代社会の諸問題を回避しながら文明の利器を活かす方向性について考えたい。

2.文明社会における学校の役割:21世紀の学校像の模索
人類が築き上げてきた文化遺産を伝達し、現代文明を維持・発展するうえで学校という機関が果たしてきた役割は大きい。文明が高度に発達した現在、これまでにはなかった新しいスタイルの学校が登場している。ホーム・スクールやチャーター・スクールといった新しい学校について紹介しながら、現代文明の基幹をなす学校のあり方について再検討したい。

3.アメリカ文明の光と影:1920年代のアメリカ
1920年代のアメリカにおいては、ラジオをはじめとする家電製品の普及や、野球やブロードウエイのミュージカルなどの大衆文化が充実し、生活も便利で快適になった。その一方で、移民の増加、労使関係の悪化、人種差別といった社会問題が顕著になっていた。文明化が進んだ社会の光と影を1920年代のアメリカに焦点をあてて講義する。

4.現代文明と自然
都市化・産業化がすすむ19世紀半ばから後半にかけて、自然の喪失とそれに伴う生活環境の劣悪化が問題となる。そのなかで、自然回帰運動(back to nature movement)や自然学習運動といった、「自然」とのつながりを重視した社会や教育の改革が推進される。都市部における自然教育の充実は、現代においても緊要な課題である。自然教育の具体的な取り組みを紹介しながら、自然との関係という視点から文明の問題点や可能性について論じる。教育における自然主義、癒しとしての自然、公民教育・道徳教育の基礎としての自然・芸術としての自然といった諸点から、文明社会において自然に期待される機能について多角的に考察をくわえたい。
到達目標
現代文明の特質について、教育や学校との関係という視点から理解を深める。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
第2回目
第3回目
第4回目
第5回目
第6回目
第7回目
第8回目
第9回目
第10回目
第11回目
第12回目
第13回目
第14回目
第15回目

使用テキスト
なし
参考文献
亀井俊介編『アメリカの文化-現代文明をつくった人たち』弘文堂、1992年
成績評価方法
出席(10%)と試験
更新日:02/16/2003

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