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芸術教育論

科 目
芸術教育論
区 分
パフォーミング・アーツ学科科目群
授業コード
1705557047
開設セメスター
3S4S
曜日・時限
春 火/34秋 火/34
単位数
2単位
担当者名
法月 敏彦
授業の概要
 芸術というものが、人間の性格形成に、あるいは人間性の確立にどのような作用と意義をもっているのか。この問いに対しては、「芸術」と「教育」に関する考え方の相違、人間性に対する社会的な要請、あるいは芸術教育に携わる者の考え方などによって、様々な解答が導き出されるであろう。
 この授業では、まず様々な芸術教育の概念を概説し、最も身近に存在する玉川学園の芸術教育、「芸術と教育」に関して伝統と豊かな実績を持っている本学の芸術教育の特長を概観する。そして、そのルーツを訪ねる形で、つまり歴史を遡行する形で、シラーの美的教育論など今日の芸術教育の主要概念を形成してきた芸術教育思潮を概観し、さらに古代ギリシアなど西欧における主要な芸術教育の思想を明らかにする。
 学期末に筆答試験を行う。
 なお、毎回授業終了時に「授業内容に関するアンケート」の記入を行う。
到達目標
実践的芸術教育のルーツを理解する。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
ガイダンス授業の概要
第2回目
芸術教育の諸相1芸術による教育
第3回目
芸術教育の諸相2芸術家の養成
第4回目
芸術教育の諸相3人間形成としての芸術(美的)教育
第5回目
芸術教育の実践1玉川大学芸術学部の芸術教育
第6回目
芸術教育の実践2玉川大学の芸術教育
第7回目
芸術教育の実践3玉川学園の芸術教育
第8回目
芸術による教育の諸相1表現教育論その他
第9回目
芸術による教育の諸相2情操教育論その他
第10回目
芸術家の養成の諸相1西洋の芸術家養成
第11回目
芸術家の養成の諸相2東洋の芸術家養成
第12回目
美的教育論1シラーの美的教育論
第13回目
美的教育論2「美しき魂」について
第14回目
美的教育論3「カロカガティア」について
第15回目
まとめ人間教育と芸術教育

使用テキスト
適宜、プリントを配布する。
参考文献
基本的な文献は以下の通りだが、適宜授業時に伝達する。
岡田陽『子どもの表現活動』玉川大学出版部1994
岡田陽『ドラマと全人教育』玉川大学出版部1985
小原圀芳『学校劇論』イデア書院1924・玉川大学出版部1950・(『小原圀芳全集9』所収 玉川大学出版部)
J.C.F.シラー(清水清訳)『美的教養論』玉川大学出版部1964
J.C.F.シラー(浜田正秀訳)『美的教育』玉川大学出版部1982
成績評価方法
平常点(受講の積極性など)50%・試験50%

更新日:02/14/2003

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