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視聴覚教育メディア論

科 目
視聴覚教育メディア論
区 分
ビジュアル・アーツ学科科目群
授業コード
58043
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 水/12
単位数
2単位
担当者名
鈴木 光
授業の概要
次々と登場し変容してきたメディアが、社会的背景の中に構成されてきたことを歴史的に考察し、更に近年のIT(情報技術)革命など、急速に変化するメディアをグローバルな視点で捉える。
メディアが人間社会に与える影響を考え、メディアに対する正しい態度を理解する。また多くのメディアが教育に関わりをもち、視聴覚教育メディアとして発展してきたが、これからもメディアが教育の効果的な支援教具として位置付けられることを理解する。
到達目標
情報伝達とコミュニケーションにメディアが不可欠なこととその伝達の仕組みが分かる。マスメディアの発展過程の歴史的の中で、政治の弾圧や検閲など政治的イデオロギーの影響を受けてきた背景が理解できる。メディアの目的と性格を知りメディアに対する正しい対応ができるようになる。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
変容するメディアとその視座次々と新たなメディアの登場で、社会や生活様式に大きな影響を及ぼしている状況を総括的に扱い、これから始める講義のねらいを説明する。また我が国の教育改革の方向を知り、これから求められる能力について解説する。
第2回目
情報とコミュニケーションとメディアの関わりメディアは情報伝達とコミュニケーションに大きく関わっている。コミュニケーションの仕組みを考え、情報の記号化とその特徴を理解する。
またマスコミュニケーションとメディアとの関わりを整理する。
第3回目
印刷革命と活字文化の流れ文字が言葉を写す新しいメディアとして成立したが、印刷技術の発明は宗教改革や国語革命などに影響を及ぼし、更に情報量の増大・知の構造変化・標準化・教育思想への影響など、社会的な革命であったことを理解する。
第4回目
メディアの歴史と社会背景メディアが単なる発明の産物として生まれてきたのではなく、そこにはいろいろな背景の基に社会的に構成されるものとして、歴史の文脈の中で理解する。またメディアが政治、宗教などに利用されてきた実体などを知る。
第5回目
近代ジャーナリズムの展開とマスメディアメディアは社会的コミュニケーションの道具としてマスメディアに発展するが、長い歴史を持つ新聞を中心に近代ジャーナリズムの成熟を知る。マスメディアが歴史の中で政治の弾圧や検閲など、政治的イデオロギーに影響を受けてきた背景などを歴史的に理解する。
第6回目
メディアリテラシーと世界の状況マスメディアの目的とその性格を知り、メディアが人間社会に及ぼす影響について考え、メディアに対する正しい対応を理解する。
またメディア・リテラシーの必要性と世界のメディア教育について学ぶ。
第7回目
メディアと教育の関わりメディアの歴史の中で、掛図、黒板から始まる教具や教育機器など教育に関連してきたメディアを歴史的に整理し、視聴覚教具へ展開する。
またメディアが教育に及ぼす影響を理解し、適切な利用を考える。
第8回目
社会教育における視聴覚メディア博物館を中心として、社会教育がこれからの教育に果たす役割を考え、社会教育と学校教育の連携が必要であることを理解する。社会教育士、学芸員・司書が、なぜいろいろなメディアを理解することが必要かを学ぶ。
第9回目
情報教育の現状と問題点我が国のIT基本戦略「e-Japan」を基に、情報教育に関する日本と世界の現状を比較し、世界における日本の実情を把握するとともに、日本の教育改革における情報教育の政策について学ぶ。また急激に進む情報教育の問題点を洗い出し、その対応策を考える。
第10回目
学習システム化と教育工学教材・教具を効率良く適切に活用し、より良い授業など学習方法を追求する学問「教育工学」を理解し、システム思考を養う。我が国で先進的な玉川学園のコンピュータシステム(CHatNet)を紹介し、生徒・家庭・学校三位一体の教育を理解し、これからの教育における活用を考える。
第11回目
コンピュータ登場とインターネットコンピュータの登場は今や社会や生活様式そのものを変えようとしている。
そのコンピュータがどのように発展してきたのか、歴史的にまとめ、更にインターネットを含むネットワークについて学ぶ。またこれらがこれからの社会に及ぼす影響について考える。
第12回目
ネットワークにおける倫理と法的問題急速に進む情報化社会で、情報モラル・マナー・プライバシー・著作権・コンピュータ犯罪など情報化が人間や社会に及ぼす影響や影の部分を考え、倫理と法的問題をを取り上げ、情報化社会に参画する態度を認識する。
ネットワーク社会における著作権法についてその内容を学ぶ。
第13回目
第14回目
第15回目

使用テキスト
毎回プリント資料を配付する
参考文献
成績評価方法
出席率50%、試験30%、レポート等提出物20%

更新日:02/15/2003

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