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人体構造研究

科 目
人体構造研究
区 分
ビジュアル・アーツ学科科目群
授業コード
58020
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 金/12
単位数
2単位
担当者名
長戸 康和
授業の概要
人体は、全身を支え移動するための運動器官、消化や呼吸など生命活動の源となる内臓、及びこれらの器官を統合するための神経系などの器官群で構成され、しかも全体は、直立二足歩行という独特の形態をもつ。ここでは、自然科学的な視点から人体の特徴を考察し、合わせて作例に表現されている特色とその生物学的な意味について概説する。
到達目標
(1)ヒトの直立二足歩行にともなう形態的変化を理解できる。(2)人体の主要な骨格筋の構成を理解できる。(3)ヒトが視覚優位である霊長類に属し、種々の人体表現がヒトの特性と深く関っていることを理解できる。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
人体解剖とは人体解剖がどのような変遷をたどったのか。人体解剖の始まりから現代までの解剖図で検証する。
第2回目
直立する人体ヒトが直立二足歩行したために起こった形態的変化について解説する。
第3回目
頭と顔 (1)ヒトの頭と顔の特徴について解説する。
第4回目
頭と顔 (2)顔の表情は、コミュニケーションに欠かせない。表情の役割について作例から解説する。
第5回目
顎と胴体 (1)頚の解剖学的な構造と役割を解説する。
第6回目
頚と胴体 (1)背部・胸部および腹部の特徴とその表現について作例から学ぶ。
第7回目
上肢と手 (1)肩の構造を解剖学的な視点から解説し、肩の表現について作例で検証する。
第8回目
上肢と手 (2)肘と手の運動の基礎となる構造とその表現について学ぶ。
第9回目
下肢と手 (1)歩行専用器官となった下肢の構成とその特徴について解説する。
第10回目
下肢と手 (2)歩行に必要な筋の構成とその動きを学び、ヒトの歩行について考察する。
第11回目
ヒトの脳哺乳類の中で霊長類の脳は大きい。その中でヒトの脳は巨大である。なぜなのか。
第12回目
体格と体型ヒトにはネオテニー的要素が多い。その中で形態的に現れたネオテニーとその意義について考察する。
第13回目
性的二型男女の形態的特長の違いについて特に外生殖器の形態に着目し、その意義を類人猿との比較から考察する。
第14回目
性の表現性はどのように表現されてきたか。様々な作例からその変遷とその背景を紹介する。
第15回目
死体と死の表現ヒトは解剖することで「死」についても学んだ。そして、それは死の表現にも影響を与えた。

使用テキスト
授業時に随時プリントを配布する。
参考文献
当該科目の開講時に指示する。
成績評価方法
レポート80% 授業の参加度20%

更新日:02/15/2003

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