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特殊研究A(人形浄瑠璃研究)

科 目
特殊研究A(人形浄瑠璃研究)
区 分
ビジュアル・アーツ学科科目群
授業コード
18020
開設セメスター
1S
曜日・時限
春 金/34
単位数
2単位
担当者名
法月 敏彦
授業の概要
        伝統芸能として著名な「文楽」(三人遣いの人形浄瑠璃)について、人形劇(人形戯)と語り(浄瑠璃)の両面から総合的に考察する。すなわち、日本における多様多彩な人形劇の豊かな伝統をビデオ資料などによって把握し、また、古代から連綿と続く「語り」(物語る芸能)の伝統とその諸相を原文のテキスト購読を通して理解する。さらに、江戸時代における人形浄瑠璃の成立と展開を考察し、歌舞伎など他の芸能との関係を探る。
        なお、毎回授業終了時に「授業内容に関するアンケート」の記入を行う。
到達目標
        文楽(人形浄瑠璃)に集約される日本の人形劇と特徴と、そこに含まれるドラマを理解する。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
        概説
                  授業の進め方。
                  日本における人形劇の概要。
第2回目
        古代・中世の人形戯
                  人形劇の萌芽的諸芸能のさまざま。人形に託されたものについての考察。
第3回目
        古代・中世の語り
                  さまざまな語り物・語り芸に関する概説。平家物語に集約される中世の語りに関する考察。謡曲(能)や舞曲(幸若舞)などの語り芸に関する考察。
第4回目
        室町時代末期の語り1
                  平家物語の余興としての「浄瑠璃物語(十二段草子)」に関する考察。
第5回目
        室町時代末期の語り2
                  人形戯との提携に関する諸説。説経節などを含むさまざまな語り物。
第6回目
        17世紀の人形劇1
                  一人遣いの人形と語り。古浄瑠璃時代の人形劇。
第7回目
        17世紀の人形劇2
                  一人遣いの人形と語り。新浄瑠璃(当流浄瑠璃)時代初期の人形劇。
第8回目
        17世紀の人形劇3
                  あやつり・からくりの人形戯に関する考察。
第9回目
        18世紀の人形劇1
                  近松門左衛門(作者)・竹本義太夫(語り手)・辰松八郎兵衛(人形遣い)による人形劇の世界。
                  第1回レポート提出。
第10回目
        18世紀の人形劇2
                  三人遣いの成立に関する考察。
第11回目
        18世紀の人形劇3
                  名作の時代と以後の衰退に関する考察。
第12回目
        19世紀以降の人形劇1
                  文楽座に関する考察。
第13回目
        19世紀以降の人形劇2
                  近代における人形浄瑠璃の展開1
第14回目
        19世紀以降の人形劇3
                  近代における人形浄瑠璃の展開2
第15回目
        まとめ
                  人形浄瑠璃の本質と展開。
                  第2回レポート提出。

使用テキスト
適宜プリントを配布する
参考文献
随時、指示する。
成績評価方法
平常点40%/レポート(2回)60%

更新日:02/03/2003

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