授業の概要 | 『演劇史基礎』における通史の理解を前提に(単位取得者対象)、日本演劇の内容を更に深く追究する。
日本は「生きている演劇の博物館」といわれるほど、多種多様な古典演劇を保有する唯一の国である。この国の演劇を理解し、今後の卒業研究等に挑むためには、さまざまな日本演劇の現実の姿を知り、その本質を深く探求する必要があろう。その作業は現代演劇を研究する場合においても重要である。
この授業では、基本的に、能、狂言、文楽(人形浄瑠璃)、歌舞伎を取り上げ、それぞれのジャンルに関する講義・履修者の研究発表・ビデオ鑑賞・舞台鑑賞を通して、その本質理解を促していきたい。
研究発表方法の詳細(発表分担と形式)については、第1回目授業時に伝達するが、基本的に各ジャンルの「演出」と「演目内容」についての発表であり、その発表をもとにしたレポート(2000字以上)を学期末に提出すること。
学期中最低1回以上、自ら劇場に赴いて自費で日本古典演劇の鑑賞を行い、その鑑賞レポート(2000字以上)を提出すること。
なお、毎回授業終了時に「授業内容に関するアンケート」の記入を行う。 |