検索

トップページ

担当別５０音一覧

科 目	消費者行動論	区 分	国際経営学科科目群
授業コード	15563、55563	開設セメスター	5S、6S
曜日・時限	春　月/34、秋　月/34	単位数	2単位
担当者名	青木　道代

授業の概要

現代の消費者行動は、さまざまな要因によって規定されると考えられる｡それは、社会･経済的な要因、および消費者自身の知識・関与などの個人差要因、購買時の状況要因に大別されよう。 　こうした消費者行動を学習し、理解することにより、企業のマーケティング活動をより効果的なものとすることができる。本講義では、市場における消費者の行動を説明的に記述し、予測するために必要な理論と方法を明らかにする。

到達目標	消費者の行なう環境との相互作用、すなわち企業のマーケティング戦略や公共政策との関連に理解を深め、消費者としてのわれわれ自身の購買動機や複雑な意思決定プロセスに対する正しい認識が得られること。

授業計画	テーマ	内 容
第1回目	消費者行動とは何か	イントロダクション
第2回目	消費者行動研究の意義と役割	理論的な意義と役割および実践的な意義と役割について
第3回目	消費者行動研究の理論的枠組み(1)	学説の流れもふまえて、基本的な考え方を説明する
第4回目	消費者行動研究の理論的枠組み(2)	各消費者の行動における違いが生じる理由など、個人差要因の解説を行なう。
第5回目	消費者行動研究の理論的枠組み(3)	消費者が単独で行動する場合と集団で行動する場合の違いなど、状況要因の解説をおこなう
第6回目	消費者行動研究の方法(1)	どのようなデータ収集をして研究されているのか説明する。
第7回目	消費者行動研究の方法(2)	収集したデータを分析する方法について説明する｡
第8回目	消費者行動研究の方法(3)	データ分析の結果、何がわかるのかなど、結果の解釈と応用について説明する。
第9回目	消費者行動研究の主要テーマ(1)	消費者の情報探索と情報取得についての解説
第10回目	消費者行動研究の主要テーマ(2)	消費者の学習と意思決定プロセスについての解説
第11回目	消費者行動研究の主要テーマ(3)	消費者の態度と信念についての解説
第12回目	消費者行動研究の主要テーマ(4)	消費者の知覚する品質と価値についての解説
第13回目	消費者行動研究の主要テーマ(5)	消費者の情報処理理論に関する基本的考え方の説明
第14回目	消費者行動研究の主要テーマ(6)	消費者の情報処理理論を応用した研究の解説
第15回目	まとめ

使用テキスト	『グローサリー･レボリューション：米国パッケージ商品業界の経験』同文舘出版　2000年　　 　バーバラ･カーン、レイ・マッカリスター著　 　（小川孔輔･中村博　監訳）
参考文献	杉本徹雄　編著『消費者理解のための心理学』福村出版　1997年 　竹村和久　編著『消費行動の社会心理学』　北大路書房 　2000年
成績評価方法	試験およびレポート提出、授業への参加度によって評価する。