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特別研究II

科 目
特別研究II
区 分
国際経営学科科目群
授業コード
55592
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 木/56
単位数
2単位
担当者名
大西 清彦
授業の概要
企業価値評価と公共性―ゴーイング・コンサーンの視点から―
到達目標
企業価値評価の基礎的な理解
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
1.概要と進め方
 企業価値評価法を学ぶ。視点は2つ。①最近価値評価法として注目されつつあるDCF法(割引現在価値法)の手法を身につける。②企業の価値評価(valuation)は何のために行うのかという目的を議論する。①はHow To の問題であり、②は企業評価を行う前提となる公共性(publicity)の問題となる。アメリカにおいて不正会計問題が惹起し、会計学、財務論がこれに対して無力であったのは議論が①に偏重していることに由来すると考えられる。この100年ほどの歴史的スパンで観るならば、これからは①、②のバランスの取れた視点が必要となる。①についてはテキストに沿った学生の報告によって進め、②については最近の研究成果を披露しながら討議形式で議論を深めていく。
2.DCF法について 
 DCF(discounted cash flows)法とは将来キャッシュフローを生み出す力を現在価値に割り引いて企業の市場価値を評価する方法である。ここでは設備などの有形資産だけなく、研究開発能力や特許などの無形な知的財産、インタンジブル(intangible)がキャッシュフローを生み出す源泉として注目されつつある。
3.公共性について 
 価値評価の目的としてこれまで唱えられてきた株主価値の最大化をゴーイング・コンサーン(going concern)―不断に前進する運動体としての企業制度―という視点から見直していく。これは何のために、誰のために価値評価を行うのかという目的を根本的に問い直す作業であり、ここに「価値評価と公共性」という歴史哲学的テーマが浮上する。
4.キーワード
 価値評価、DCF法、ゴーイング・コンサーン、公共性、インタンジブル
左記の内容で各回に担当者を決めプレゼンテーション形式で進めていく
第2回目
第3回目
第4回目
第5回目
第6回目
第7回目
第8回目
第9回目
第10回目
第11回目
第12回目
第13回目
第14回目
第15回目

使用テキスト
土井秀生『DCF企業分析と価値評価』東洋経済新報社
参考文献
大西清彦『財務公開思想の形成』森山書店
成績評価方法
プレゼンテーションの内容、発言の程度、レポート

更新日:02/10/2003

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