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担当別５０音一覧

科 目	社会学	区 分	コアII社会文化科目群
授業コード	10013、10144、50014、50150	開設セメスター	1S、2S
曜日・時限	春　月/56、春　木/78、秋　月/56、秋　木/78	単位数	2単位
担当者名	大倉　健太郎

授業の概要

人が２人以上集まると、そこには１人でいた時と違ったルール、物の感じ方や見方といったものが出来上がる。たとえば、孤島に１人取り残された場合、その人自らが男女の差異を感じたり、差異そのものを問うことは少ないが、２人になった場合、男女の差異は意識化されるだろうし、その他の（年齢、価値観、信仰などに基づいた）社会的差異に対する認知が可能となってくる。すなわち、社会学の目的や関心事は、（独りで居る時とは異なり）人が２人以上で存在する時に出来上がるルールや規律、認知や行動パターンなどを問うことにある。そして、その具体的方法は、従来、自明だとされてきたこと（たとえば、世間の常識）を疑うことによって可能となる。 　社会学は、一見純粋に個人的とも思える「経験」を、社会という枠組みから洗い直そうとする学問的試みである。 ◎印は、学生による課題のプレゼンテーション日。

到達目標

授業計画	テーマ	内 容
第1回目	社会学とは何か	社会学は何を「問題」とするのか
第2回目	社会学者たち	デュルケムからフーコーへ -『自殺論』から『監獄の誕生』まで-
第3回目	◎文化、社会、個人	なぜ、「わたし」を知りたいのか？ -自己探求とアイデンティティ模索の文化的構造-
第4回目	同上
第5回目	◎ジェンダーとセクシャリティ	何故わたしは「男」で、「女」なのか？ －「男」と「女」の差異とその構築・まなざしと身体・近代家族－
第6回目	同上
第7回目	◎社会成層と階級構造	「平等」か「競争」か？ －「CLASSY」な私・自由主義社会と福祉国家のジレンマ－
第8回目	同上
第9回目	◎統治、政治権力、戦争	共同体という幻想 －「国民的文学」から「国民的アイドル」の発現・欧州における「超国民国家」への挑戦－
第10回目	同上
第11回目	◎マスメディアとポピュラー文化	メディアとフェティシズム －現実と幻想の境界の構築・ハイパーリアリティ論－
第12回目	◎教育	公教育という制度 －学校と社会的成功の関係・「知能」の発生－
第13回目	同上
第14回目	社会学の調査研究方法	フィールドワーク －社会学の方法・聞き取り調査のジレンマ－
第15回目	その他の社会学の対象	労働、エスニシティ、宗教など

使用テキスト	改訂第3版『社会学』、アンソニー・ギデンス著、而立書房
参考文献	随時、プリントを配付
成績評価方法	授業への参加-授業時後半に毎回感想を書くことを出席と換算、及び、発言、パワーポイントによるプレゼンテーション40％、中間テスト30%、期末レポート30%