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外国文学

科 目
外国文学
区 分
コアII社会文化科目群
授業コード
50094
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 水/78
単位数
2単位
担当者名
遠藤 紀明
授業の概要
サブタイトル:「ドイツロマン派の詩と音楽」
リート(歌曲)はドイツロマン派の精華と言ってよいだろう。リートの変遷を、その初期から末期まで、詩はいかにして読まれ付曲されたのかをたどりながら、ロマンティークとは何か、について考えてみたい。また、詩を読むのに必要なknow-howも提供できればと考えている。なお、要望があれば「内容」欄にあげた作曲家以外も取り扱う予定である。また、テキストはすべて対訳を用意するので、ドイツ語が読める必要は無い。
到達目標
"ars longa, vita brevis."到達目標は存在しない。敢えて言えば、この講義を人生の一コマとして記憶していただくことか。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
導入授業の進め方や成績評価等に関するガイダンス
第2回目
ドイツリートとはリートというジャンルの歴史と特殊性についての講義
第3回目
ロマン派以前(有節リート)ゲーテ作詞、ベートーヴェン作曲「五月の歌」他
第4回目
通作形式リートの誕生ゲーテ作詞、シューベルト作曲「糸を紡ぐグレートヒェン」他
第5回目
予備日詩と音楽におけるシュトルム・ウント・ドラングについて
第6回目
ゲーテ初期の詩とリートゲーテ作詞、シューベルト作曲「プロメテウス」「ガニュメート」他
第7回目
ゲーテ中期の詩とリートゲーテ作詞、シューベルト作曲「旅人の夜の歌」他
第8回目
予備日詩と音楽における古典主義について
第9回目
ロマン派のリート(1)ハイネ作詞、シューマン作曲 歌曲集「詩人の恋」他
第10回目
ロマン派のリート(2)ハイネ作詞、シューマン作曲 歌曲集「ミルデ」他
第11回目
ロマン派のリート(3)ティーク作詞、ブラームス作曲「美しきマゲローネのロマンス」他
第12回目
予備日後期のハイネ、文学におけるロマン派の終焉
第13回目
後期ロマン派アルニム、ブレンターノ編、マーラー作曲 「子供の魔法の角笛」他
第14回目
ロマン派の終焉ゲオルゲ作詞、シェーンベルク作曲 「架空庭園の書」他
第15回目
まとめ市民社会における文学と音楽の社会的機能の差異

使用テキスト
すべてプリントで配付する。できれば気に入った曲のCDでも買っていただければうれしい。
参考文献
授業時に適宜紹介する。なお、ドイツ詩を概観するには、岩波文庫「ドイツ名詩選」が便利だろう。
成績評価方法
3回を予定しているレポートの評価(8割)+出席点(2割)を基準とする

更新日:02/19/2003

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