検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

生物学B

科 目
生物学B
区 分
生物資源学科科目群
授業コード
13018
開設セメスター
1S
曜日・時限
火/12
単位数
2単位
担当者名
佐々木 正己
授業の概要
      生物学の基本事項を重視しつつ、なるべく型にはまらず、実物観察や最新のトピックスなどを織り込みながら講義したい。植物を題材とした生物学Aが同時進行で進められるので、本講では主として動物を題材とする。ミクロ(DNA)とマクロ(地球生態系)を対局とする軸と、基本原理から多様性を結ぶ軸の2軸を意識して考えたい。
授業計画
テー
内 容
第1回目
      生物とは?
          生物学の構成と応用分野。階層性と多様性。ゲノムサイエンスとバイオインフォマティックス。動物バイオテクノロジーの最前線。熱帯雨林と極地の体験比較。
第2回目
      生物の起源と進化、多様性
          RMA,タンパク質ワールド。ワトソン・クリックのDNAモデルとその意義。進化の動因としての生存競争と共生。植物と動物はどこが違うか?
第3回目
      野外授業
          実物観察で考えることの重要性("Study Nature,Not Books")(雨天の場合は次回と入れ替え)
第4回目
      生体物質の構成とその基本機能
          DNA,RNA,ATP,酵素タンパク質、高次構造
第5回目
      細胞内の基本的な構造と機能
          細胞内の分業。遺伝子は常時発現している。その基本的な制御メカニズム。
第6回目
      動物の発生、分化とその制御
          受精と性の意義。ホメオボックス遺伝子。クローン動物とES細胞、発生を研究する方法の今昔。
第7回目
      動物の体内時計、時間生物学
          天体の運行への適応。発振メカニズム。動物における時計機能の集約化。リズモスタシス。医学への広がり。
第8回目
      ホルモンによる代謝と行動の調節
          細胞間コミュニケーションの諸相、ホメオスタシスの調節。動機づけや行動の調節。
第9回目
      動物行動の神経機構
          外界情報の入力から行動出力まで。
第10回目
      動物の情報処理能力と脳の進化
          C.エレガンスやヒドラの神経系からヒトの脳まで。脳の発達に及ぼす経験の重要性。記憶の実態とは?
第11回目
      動物の社会的行動とその進化
          ミツバチ、サル、ヒト社会の比較論。生殖カストと兵隊カスト。社会生理学。
第12回目
      化学情報を介した動物、植物、微生物間の相互作用系
          フェロモン、カイロモン、アレロケミックス。2次的な代謝系発達の意味。
第13回目
      自然生態系vs農生態系
          地球の物質生産能力。人口問題。物質循環と環境汚染。保全と資源管理。
第14回目
第15回目

使用テキスト
図説応用生物学の基礎/大島海一ほか編/講談社サイエンティフィク/随時プリントを配布
参考文献
授業中に随時紹介
成績評価方法
70%が試験、小試験その他が30%程度
検索トップページ担当別50音一覧