授業の概要 |
食物が摂取されると、消化器系の各器官はその刺激によって栄養素の消化吸収に関与するさまざまな酵素やホルモンを分泌する。これに伴って、タンパク質、脂質、炭水化物などは吸収されやすい形に消化された後、腸粘膜細胞から体内に取り込まれる。これらの栄養素は血液やリンパ液によって肝臓などの組織に運搬され、エネルギー源、体構成成分として利用される。消化管からは栄養素以外の細菌、ウイルスなどの侵入もあり、体はこれらの異物を排除する免疫機能も備えている。また、体内における代謝後の老廃物は腎臓から尿として排泄される。各器官のこれらの役割について理解を深める。
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