授業の概要 |
「人形劇とは何か?」この問いに簡単に答えるなら「舞台に登場するのは生身の俳優ではなく、人形である。」となろう。しかしこれでは本質的な答えになっていない。なぜ生きた人間ではなく人形でなくてはならないのか、その問題を考えなくてはならない。今日、人形劇というと子供のためのものと思われがちであるが、実は人形劇の歴史は大変古く、世界各地で人々の生活の中に様々な形で息づいてきた。そうした人形劇ならではの魅力とは何か。この授業では実際に劇人形を作り、それを使って表現し、その問題を考えたい。また舞台で上演される人形劇だけでなく、表現活動への応用についても考えたい。授業は芸術学科の「芸術特殊研究」の履修者と合同で実施する。人形制作の材料や人形劇鑑賞の費用は各自が負担すること。
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