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外国文学

科 目
外国文学
区 分
コアII社会文化科目群
授業コード
50094
開設セメスター
2S
曜日・時限
水/56
単位数
2単位
担当者名
遠藤 紀明
授業の概要
        サブタイトル:ドイツの詩を読む
        今期は、世紀転換期を生きた3人の詩人、ゲオルゲ(Stefan George 1868-1933)、ホーフマンスタール(Hugo von Hofmannsthal 1874-1929)、リルケ(Rainer Maria Rilke1875-1926)の詩をとりあげ、特にリルケを中心に読む。文学の受容に一定のルールがあるわけではないが、とかく難解なものとして敬遠されがちな詩作品をなるべく身近に読み解きながら、文学理解、さらには文学を楽しむためのknow-howを提供できるような授業をめざす。なお、テキストは対訳を利用するので、ドイツ語の知識は必要ない。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
        導入
                  授業の進め方について、第二回目以降への準備
第2回目
        詩を読むために
                  ドイツの詩を読むにあたって最低限必要と思われる韻律法および修辞法(特にメタファー)について解説する。
第3回目
        格調
                  ゲオルゲを読む
第4回目
        洗練
                  ホーフマンスタールを読む
第5回目
        ゲオルゲとホーフマンスタール
                  ふたりの詩人の自然主義と隔たりについて考えてみたい。
第6回目
        予備日
                  世紀転換期という時代状況について考えたい。
第7回目
        リルケを読む Ⅰ
                  「時《Stundenbunch》詩集」より
第8回目
        リルケを読む Ⅱ
                  「新詩集」「新詩集別巻」より
第9回目
        リルケを読む Ⅲ
                  「新詩集」「新詩集別巻」より
第10回目
        予備日
                  事物詩(Dinggedicht)とは何かを考えてみた。
第11回目
        リルケを読む Ⅳ
                  リルケの散文作品、特に「マルテの手記」についてふれるとともに、「文学と造形芸術」というテーマについて考える。
第12回目
        リルケを読む Ⅴ
                  「ドゥイノの悲歌」より
第13回目
        リルケを読む Ⅵ
                  最晩年の詩
第14回目
        予備日
                  第1次世界大戦とリルケについて考えてみたい。
第15回目
        まとめ
                  ドイツ近代詩の完成と現代詩の誕生

使用テキスト
「ドイツ名詩選」生野幸吉・檜山哲彦編(岩波文庫)
        なお、テキストに収録されていない詩については、対訳のプリントを用意する。
参考文献
授業時、適宜指示する。
成績評価方法
小レポートを3回予定しており、それらの評価に平常点を加味する。
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