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幼児教育学(教)

科 目
幼児教育学(教)
区 分
教養科導入科目群
授業コード
28245
開設セメスター
2S
曜日・時限
水/34
単位数
2単位
担当者名
永井 理恵子
授業の概要
今日の日本では連日のように、児童の様々な問題に関する議論が展開され、新聞やテレビで大きく取り上げられている。その問題は教育システムに関する事項や少年犯罪など、多岐に渡っている。幼児教育は全ての教育段階の始まりに位置するものであり、その後の教育の基礎となる重要なものであるが、対象が低年齢であるために、幼児自身の直面する様々な問題に関してよりも、それを取り巻く教育機関の運営や親側の問題に人々の関心が向きがちである。本講では、幼児自身の内からの視点を重視しながら、多様な幼児教育に関する課題を講義していく。
講義の選択に関しては、少ない講義回数の中で、幼児教育に関するやや専門的な内容を集中的に学習するため、特に教育に強い関心のある学生の参加を期待する。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
幼児教育の原理幼児、教育の概念の習得。
第2回目
幼児教育の目的・目標幼児教育の目的と目標の学習。
幼児教育は小学校教育の先取りではなく、幼児期ならではの教育の目的と目標があるが、それに関する理解を深める。またこれに加えて、広く教育一般の目的目標も学ぶ。
第3回目
幼児教育の内容1幼児教育は多様な内容をもっている。特に幼稚園では、その内容を便宜上区分して実践を計画しているが、これについて学習する。
第4回目
幼児教育の内容21に引き続き、その内容を具現化するさまざまな具体的な教育環境について学ぶ。
第5回目
幼児教育の場の分析1教育には主に、家庭・学校・社会の3つの場がある。これらについて、その歴史の中での在り方と、今日の日本での現状を学ぶ。
第6回目
幼児教育の場の分析21の続き。
第7回目
幼児教育の方法1幼児を教育する際におこなわれる様々な教育の方法について学ぶ。1では主に家庭における方法を学ぶ。
第8回目
幼児教育の方法22では主に幼稚園・保育所におけるそれを学ぶ。
第9回目
教育の歴史1人類誕生以来の教育の在り方を学ぶ。ただし本講は教育史の講義ではないので、特定の教育者の人名や年号やその理論を学ぶのではなく、教育とはそもそもどのようにして生まれ、その後世界の社会状況にそくしてどのように展開してきたかを、大局的な視点から掴み、今日の教育の実態を歴史の流れの中で位置付けられるようになる力を身につけることを目指す。
第10回目
教育の歴史21の続き。
第11回目
幼児教育の歴史教育の歴史の中から特に幼児教育に視点を絞り、それが教育史の中でどのようにおこなわれてき、また位置づけられてきたかを学ぶ。学習の目的は「教育の歴史」と同様である。
第12回目
幼児期の発達特性1幼児期の身心の発達特性について学ぶ。
第13回目
幼児期の発達特性21の続き。
第14回目
幼稚園と保育所。今日の幼児教育の実態と、それをとりまく課題今日の幼児教育をとりまく様々な課題を知り、それに対する教育学的な正しい認識と理解能力の習得を目指す。
第15回目
総括年間の学習の総括。質疑応答など。

使用テキスト
上野恭裕他編著『現代保育原理』三晃書房、2000年
参考文献
各自の要望に応じて講義中に適宜指示する。
成績評価方法
期末レポートの提出60%、出席率40%。
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