検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

幼児指導論

科 目
幼児指導論
区 分
幼児教育科発展科目群
授業コード
28431
開設セメスター
4S
曜日・時限
水/12
単位数
2単位
担当者名
永井 理恵子
授業の概要
幼児教育は、幼児の主体的な生活や活動が重視されている。とりわけ新幼稚園教育要領では、一層それが強調され、伝達型の保育から、幼児の自発活動を重視する援助が求められるようになってきた。その援助のなかでも、幼児の活動を更に発展・充実させるためには、時に保育者の効果的な指導が必要な場面がある。
本講義では、幼児の活動場面に応じた指導の方法を、常に指導の原理を念頭に置きながら、実際的に考察していく。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
幼児指導と援助の原理幼児指導と、援助の原理を、双方を対照させながら考察する。
第2回目
歴史に見る子ども観1指導の原理を支える「子ども観」を知る。
1では、西洋の歴史の中における子ども観を知る。
第3回目
歴史に見る子ども観22では、日本の歴史の中における子ども観を、主に近世以降から、考察する。
第4回目
歴史に見る幼児指導援助法1子ども観をもとに、その時代の指導援助を考察する。
1では、「子ども観1」に対応し、西洋のそれを考察する。
第5回目
歴史に見る幼児指導援助法22では、「子ども観2」に対応し、日本の
指導援助を考察する。
第6回目
諸活動における指導援助法1各領域における指導援助のポイントを知る。
第7回目
諸活動における指導援助法2特に表現活動における指導と援助について、考察する。
本来、自由なあり方が認められるべき「表現」活動を、どの用に援助指導して行けばよいかを考える。
第8回目
諸活動における指導援助法3「労働」活動は、とかく「指導」が先行しがちだが、その中に会って、幼児の主体的な活動を引き出す援助の在り方を考察する。
第9回目
一日の保育における援助指導1保育は本来、一日を継続しておこなわれるものである。ここではその原点に戻り,日案を追いながら、一貫した流れのある指導と援助の在り方を考える。
第10回目
一日の保育における援助指導2同上。
第11回目
集団的指導援助と、個別的指導援助について1指導援助には、個別的なものと、集団的なものがある。ここでは、両者の対応関係を意識しつつ、望ましいそれらのあり方について、調和的に考察する。
第12回目
集団的指導援助と、個別的指導援助について2前回に引き続き、さらに両者の長所と短所をそれぞれ分析し、効果的な用い方を研究する。
第13回目
幼児教育における援助指導の特徴1これまでの学習を生かし、幼児教育ならではの援助指導を考察する。教育要領の目指すところと異なり、一般に指導的傾向が強くなっている、現代の幼児教育.その中にあって、その専門の場である幼稚園では、「援助」の意義を、今一度追求する必要があろう。
第14回目
幼児教育における援助指導の特徴2同上。
第15回目
総括。まとめ。

使用テキスト
岸井勇雄他編著、『指導法の研究』チャイルド本社
参考文献
適宜、授業中に指示する。
成績評価方法
期末レポート60%/出席率40%
検索トップページ担当別50音一覧