授業計画 | テーマ | 内 容 |
第1回目 | 幼児の活動の「観察」の意義と目的1 | 幼児の望ましい成長発達の援助のためには、幼児の「理解」が非常に重要である。幼児理解には多様な方法があり、その家庭状況の理解や、社会性や言語や身心などの発達を掴むことも重要である。それらの理解の方法の中で、園において直接幼児の言動からその発達状況や遊びの実態などを理解しようとする手段のひとつが「観察」である。初講では、その意義と目的について、理論的に理解することを目指す。 |
第2回目 | 幼児の活動の「観察」の意義と目的2 | 1の続き。 |
第3回目 | 「観察」の歴史1 | 「観察」は、実践者・研究者のいずれにおいても、幼児理解のために、また望ましい援助指導のために必要不可欠であると考えられ、多くの人々によってその方法が試みられてきた。本講では、それらの先駆者たちの「観察」に対する視点と、その実際の方法について学習し、我々の「観察」における参考とする。 |
第4回目 | 「観察」の歴史2 | 1の続き。 |
第5回目 | 「観察」の具体的方法1 | 実際に今日の保育現場において「観察」をおこなおうとする場合の方法について学習する。1では、特に、「観察」を保育実践現場の中でどのようにおこなうのが望ましいかという原理的理論を学ぶ。 |
第6回目 | 「観察」の具体的方法2 | 「観察」には、記録を取ることが附帯してくるが、どのようにして記録を取るかの方法が非常に重要であり、この方法を間違うと、「観察」行為が却って幼児の姿を捉えることの障害になってしまう場合がある。2ではこの点に留意して、効果的な記録の取り方の基本的姿勢を学ぶ。 |
第7回目 | 「観察」の具体的方法3 | 1と2の理論的学習のうえに、3において初めて、具体的な記録紙の作成方法や現場での、記録法、ビデオを用いた記録の撮り方とその利用方法などの実際を学習する。 |
第8回目 | 「観察」の具体的方法4 | 3の続き。 |
第9回目 | 保育観察実習1 | 時間の許す限り多くの保育現場に赴き、実際に観察をおこなう。その後、その観察方法の検討と反省を繰り返し、より望ましい観察の方法を各自で考え、一層高度な観察技術の開発と実践を目指していきたい。観察後には現場の保育者とのミーティングの場も設定し、実践者の幼児理解の具体的な在り方についても触れる機会をもちたいと考えている。 |
第10回目 | 保育観察実習2 | 同上。 |
第11回目 | 保育観察実習3 | 同上。 |
第12回目 | 保育観察実習4 | 同上。 |
第13回目 | 保育観察実習5 | 同上。 |
第14回目 | 保育観察実習6 | 同上。 |
第15回目 | 総括 | 大学に戻り、これまでおこなってきた観察の実際について総括する。 |