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現代社会論

科 目
現代社会論
区 分
教養科導入科目群
授業コード
18229
開設セメスター
1S
曜日・時限
金/34
単位数
2単位
担当者名
玉川 輝明
授業の概要
「臓器移植法」の施行下でこれまで10例以上の脳死臓器移植が行われ、脳死や臓器移植が私たちにとって急に身近な問題となってきました。しかし、新しい死としての脳死や先端医療としての臓器移植が、日本の社会に無条件に受け入れられたわけではありません。私たちは今後もこの問題について考えつづけていかねばなりません。この講義では、若い諸君がこの問題を考えるうえで必要な、インフォームド・コンセント、自己決定の意味から始まって、一般の人が理解しにくいと思われる脳死の生物・医学的側面に深く踏みこみ、脳死・臓器移植にかかわる議論を分析することにより、一人一人が自分自身の結論をみちびく場を提供したいと考えています。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
1.なぜ、いま脳死、臓器移植について考えなければなら  ないのか
第2回目
2.バイオエシックス2.1バイオエシックスとはなにか
第3回目
2.2インフォームド・コンセントと自己決定/自己決定   と自己責任
第4回目
3.脳死の生物・医学的側面3.1ヒトを人たらしめる「脳の機能」とはなにか
第5回目
3.2脳死の歴史
第6回目
3.3脳死発生のメカニズム/脳死の疫学
第7回目
3.4臨床診断としての「脳死判定基準」とその問題点
第8回目
3.5「機能死」と「器質死」/「脳の死」とはなにか
第9回目
3.6脳死と植物状態
第10回目
3.7「脳蘇生」とはなにか/脳蘇生の技術
第11回目
4.臓器移植臓器移植とはどんな医療なのか
第12回目
5.脳死の社会的、文化的側面5.1世界の脳死と日本の脳死
第13回目
5.2「臓器移植法」
第14回目
5.3脳死と臓器移植をめぐるさまざまな議論
第15回目
6.まとめ脳死と臓器移植をめぐる思考のフレーム―この問題をどのように考え、どう解決していったらいいのか

使用テキスト
とくに定めません。
授業時にプリント配布
参考文献
講義の中で紹介するものから各自が選択。
成績評価方法
レポート80%
授業への参加度20%
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