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植物生態学

科 目
植物生態学
区 分
生物資源学科科目群
授業コード
25034
開設セメスター
2S
曜日・時限
水/12
単位数
2単位
担当者名
関川 清広
授業の概要
      生態学とは、生物集団(群集)の性質を解明しようとする学問分野である。植物群集は、動物や微生物、周囲の環境条件と深く関わりながら、個々の個体だけでは観察できない複雑でダイナミックな振る舞いを示す。本講義では、植物群集を構成する個体、個体群を初めとして、群集および生態系に様々な視点から迫り、生態学的諸現象を理解することを目的とする。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
      植物生態学とはどんな学問か
        植物生態学の定義、研究の対象
第2回目
      植物と環境
        物理・化学的環境要因(光、温度、大気、水、無機塩類など)、馴化と可塑性、生態生理学
第3回目
      植物の物質生産(1)
        物質生産の概念、測定方法
第4回目
      植物の物質生産(2)
        物質生産現象のプロセス
第5回目
      植物の物質生産(3)
        物質生産と成長、分配、成長解析
第6回目
      植物の個体群、植物の相互作用(1)
        個体群の侵入と定着,個体の空間分布、個体群の性質、個体群の成長、成長モデル
第7回目
      植物の個体群、植物の相互作用(2)
        個体間の競争、密度効果、自然間引き(自己間引き)、収量
第8回目
      植物の適応戦略と生活史(1)
        自然淘汰、適応、適応度、生活史、戦略モデル
第9回目
      植物の適応戦略と生活史(2)
        植物の繁殖と親子関係,花粉媒介,種子散布
第10回目
      植物の適応戦略と生活史(3)
        生物間(種間)相互作用,他種生物(動物、微生物)との共生
第11回目
      植物群集(1)
        植物群集の成立要因、温度と水、土壌、植物群集(植生)の分類
第12回目
      植物群集(2)
        遷移、極相、更新
第13回目
      生態系と物質循環(1)
        生態系の構造、エネルギーの流れ、物質循環(主に炭素)
第14回目
      生態系と物質循環(2)
        調査方法、数種の生態系における物質循環の具体例
第15回目
      植物生態学の農学への応用(仮題)
        内容未定

使用テキスト
岩城英夫(訳)/生態学キーノート/シュプリンガー・フェアラーク東京/\3,200(税別)
参考文献
はじめてのえころじい/藤井宏一/裳華房、植物生態生理学/佐伯敏郎(他訳)/シュプリンガー・フェアラーク東京、 保全生態学入門/鷲谷いづみ 他/文一総合出、生態学概説:生物群集と生態系第2版/宝月欣二(訳)/培風館 など
成績評価方法
定期試験70%、授業への参加度30%
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