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農薬化学I
科 目
農薬化学I
区 分
農芸化学科科目群
授業コード
15536
開設セメスター
5S
曜日・時限
金/34
単位数
2
単位
担当者名
石山 忠之
授業の概要
農薬は人類の食糧確保のために不可欠な薬剤であるにもかかわらず、昨今、そのマイナス面だけが誇張されている感がある。本講では、害虫防除を中心に、農薬を科学的立場から概観し、作物保護について学ぶと共に、毒とクスリとはどのようなものであるかについても考察する。なお、作物の病害防除と雑草防除は農薬化学IIで学ぶ。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
毒とクスリの考え方
この世の中に存在する物質で毒性のない物質は一つも無いし、閾値の無い物質も無い。その中で何が毒物で何がクスリであろうか?
LD50値から毒性を理解する。
第2回目
〃
〃
第3回目
毒性試験の色々
毒性には急性毒性、催奇性試験、発癌性試験など種々ある。
第4回目
神経伝達系を阻害する殺虫剤
神経伝達系の基本とその阻害剤の意味
第5回目
〃
有機リン系殺虫剤の化学と神経伝達物質の関係
第6回目
〃
ピレスロイドの化学と作用機構
第7回目
〃
カーバメート系殺虫剤の化学とその作用
第8回目
〃
ニコチン系殺虫剤の化学とその作用
第9回目
〃
神経伝達を阻害する、その他の薬剤
第10回目
昆虫ホルモン剤による害虫防除
昆虫のホルモン、JHとエクダイソンの働き
第11回目
〃
JHやエクダイソンの働きを撹乱させ、害虫を防除する薬剤
第12回目
〃
〃
第13回目
昆虫フェロモン剤による害虫防除
昆虫フェロモン剤による、害虫の予察とその防除
第14回目
〃
〃
第15回目
その他の害虫防除剤
使用テキスト
新農薬学概論/本田 博ら/朝倉書店
参考文献
成績評価方法
中間試験と期末試験による
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