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園芸学

科 目
園芸学
区 分
応用生物化学科科目群
授業コード
15604
開設セメスター
1S
曜日・時限
木/56
単位数
2単位
担当者名
田淵 俊人
授業の概要
      園芸学とは、花、野菜、果樹類についてその生産、育種、環境利用などについて研究する学問である。また、最近では園芸作物の持つ様々な機能性が話題になっているので、随時触れていきたい。本講義では、特に応用生物化学科の学生の履修内容に向くように、化学の知識と直接関係の深い分野について重点的な講義を行い、かつ園芸作物に親しみを覚える内容としたい。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
      園芸食物の種類(1)
        花、野菜、果樹の分類(食物の分類方法を丁寧に解説)
第2回目
      園芸食物の種類(2)
        花、野菜、果樹の実物学習(実際に園芸植物を手で見て触ってもらい、それぞれで感想を述べ合って戴く)
第3回目
      園芸食物の形態
        根、茎、葉、花、果実とは何か?どの器官を我々は利用、鑑賞しているのか?
第4回目
      園芸食物のライフスタイル
        1、2、多年草、樹木のライフスタイル。なぜ、春まき、秋まきの種子があるのであろうか?
第5回目
      品種改良(1)
        園芸作物のたどってきた道・もともと野生ではどのようにして育っている食物なのであろうか?
第6回目
      品種改良(2)
        主要園芸作物の品種と改良の方法(特に遺伝子組み換え)。遺伝子組み替えによって作られた園芸作物を解説。遺伝子組み換え作物はどこまで受け入れられるのであろうか?
第7回目
      繁殖方法(1)
        種子の繁殖(種子の構造と発芽のメカニズム)
第8回目
      繁殖方法(2)
        栄養繁殖の方法(特に組織培養)
第9回目
      土壌の種類と園芸作物の育成
        土壌の種類と食物の育成との関連(培養土はどうやって作るか?)
第10回目
      施設栽培の現状と問題点
        施設下の土壌、環境要因(特にCO2施用による生育への影響を詳述する)
第11回目
      植物生長調節物質とは?
        各種植物ホルモンの種類とその利用についての最新情報を提供する
第12回目
      鑑賞花の老化と鮮度保持
        植物における老化現象とは何か?花がしおれたり脱離するメカニズムを探る
第13回目
      機能性食品と健康ブーム
        緑黄色野菜や食物繊維はなぜブームになったのか?
第14回目
      トマトのたどってきた道
        野生のトマトはアンデス山地とガラパゴス諸島に自生している。これらの野生種がいかにして現在のような形になり、栽培されるようになったか、また野生種を利用していく方法や野生種を保護していく意義について解説する。本大学にしかない多くのトマト野生種の現物を実際に授業で公開するので、これを見て各自が意見を述べていただく。
第15回目
      園芸と人間-ガーデニングプームは本当か?
        園芸作物と人間とのかかわりあいについて。園芸の将来について解説

使用テキスト
園芸学概論/斎藤 隆編/文永堂/4,120
参考文献
随時プリントを配布
成績評価方法
授業中の質疑応答とレポート、定期試験を総合して決める。定期試験の点数だけでは評価しない。なお、授業中の質疑応答については、当てられるとまちがっていたらどうしょう、あるいは恥ずかしいなどの理由で不安になる人がいるかもしれないが、個人の能力に合わせて行い、間違っていても減点にはならないので、気楽な気持ちで自分の意見を一生懸命言えるよう楽しく参加して欲しい。
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