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有機化学概論

科 目
有機化学概論
区 分
生物資源学科科目群
授業コード
25001
開設セメスター
2S
曜日・時限
月/12
単位数
2単位
担当者名
古田 喬樹
授業の概要
      農学の学問の中には生物学、医学、薬学、環境化学的な事柄が含まれている。これらの学問の現象はそこに存在する化学物質の物質変換(有機化学)として理解される。生理活性を示す物質の分子構造とそこに存在する官能基の物理化学的性質からその生理活性物質の全体像を化学的に把握理解出来るようにする。(科目の概要を平易に書いた)
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
      有機物質とは
        有機物質はいかにして確認する事が出来るか。電磁波によって有機化学物質の何がわかるか。
第2回目
      有機化合物の官能基
        有機物質は各種官能基の組み合わせによって作られている。これらの官能基を分類してみよう。
第3回目
      化学結合
        有機物質の炭素原子はどのような結合になっているか。
第4回目
      有機化合物の命名法
        飽和炭化水素と不飽和炭化水素、その構造異性体のIUPAC命名法による命名。
第5回目
      立体化学(光学活性物質)
        生体内物質、生理活性物質などで平面構造では同一であるが生理活性を示したり示さなかったりする。その分子を立体的(絶対構造)に見ると異なった構造を持った分子になる。
第6回目
      置換反応
        反応を通して飽和炭化水素の電子的結合を理解する。
第7回目
      付加反応
        反応を通して不飽和炭化水素の電子的結合を理解する。
第8回目
      含酸素化合物
        アルコール、アルデヒド、カルボン酸の化学。電気陰性度の大きな原子が結合した時の電子結合の様子。そのときの化学的性質。
第9回目
      芳香属
        不飽和結合を持った化合物のうち、ベンゼン環になるとなぜ安定になるか。
第10回目
      アミノ酸、タンパク、核酸
        含窒素化合物の化学的性質
第11回目
      脂質
        無極性溶媒に可溶な生体由来の化学物質
第12回目
      淡水化合物
        生体の必要とする化学エネルギー源であり、植物や動物の組織の重要な構成成分である。
第13回目
      有機物質の単離法
        有機物質の単離には物質の物理化学的性質を整理し、推測してそれらの違いを利用して物質を分離していき、単一物資を得る。
第14回目
      生体成分
        細胞はどのような化学物質によってなりたっているか。
第15回目
      生理活性物質
        抗生物質の構造とその作用

使用テキスト
各自が用意した有機化学に関する本、プリント
参考文献
マクマリー有機化学(上中下)東京化学同人
       モリソンボイド有機化学(上中下)東京化学同人
       ソロモンの有機化学(上下)広川書店
成績評価方法
出席率、科目試験の成績
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