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行動科学
科 目
行動科学
区 分
教養科導入科目群
授業コード
18045
開設セメスター
1S
曜日・時限
火12
単位数
2
単位
担当者名
小林 亮
授業の概要
行動科学は、国際化、情報化、高齢化など激しく変動する現代社会にあって、従来の伝統的学問の枠組みにとらわれず、人間の行動のメカニズムと社会とのかかわりを総合的、学際的に考察して行こうとする新しい学問的アプローチである。この授業では、人間行動学の新しい方向性を示唆するような近年の興味深い研究成果を1)知識 2)発達 3)関係 4)健康と言う4つの観点からできるだけ分かりやすく紹介してゆきたいと考えている。現代における行動科学の最前線の一端に触れてもらえれば幸いである。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
行動科学とは何か
行動科学の対象、目的、方法、歴史。
第2回目
知覚の諸相
時間、空間、五感の諸次元とその構造。
第3回目
学習の原理
条件づけの原理。学習理論の展開。教育との関連。
第4回目
認知の諸課程
知能、知識、記憶の構造。認知科学の現在。
第5回目
思考:人間行動の核
問題解決としての思考。判断、理解、推論。
第6回目
記号と言語
記号としての言語。「情報」操作と人間行動。
第7回目
認知的発達
発達の諸原理。知能と思考の発達。
第8回目
感情と意志の発達
感情の発達と機能。欲求のコントロールと動機づけ。
第9回目
社会的発達
自己と社会性の発達。道徳的価値判断と文化。
第10回目
対人行動
社会的相互作用。対人行動の認知と変容。
第11回目
集団
集団の構造と機能。個人の行動との関係。
第12回目
コミュニケーション
コミュニケーション理論。マスコミ。異文化観コミュニケーション。
第13回目
健康の科学
「健康」の定義。医療システムと人間行動。健康心理学。
第14回目
エイジング
高齢化社会と老年期。エイジング過程。人生の意味。
第15回目
環境
環境と人間行動。健康との関連。環境科学の展望。
使用テキスト
吉田敦也・蓮花一己・金川智恵・佐古秀一・米谷淳編著「行動科学ハンドブック」福村出版、1989
参考文献
授業中に適宜、紹介して行く。
成績評価方法
学期末に筆記試験を行う。
履修条件等
特になし
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