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発達心理学

科 目
発達心理学
区 分
幼児教育科共通科目群
授業コード
18319
開設セメスター
4S
曜日・時限
火34
単位数
2単位
担当者名
小林 亮
授業の概要
誕生から児童期、青年期を経て死に至る私たちの一生は一つの大きなドラマです。発達心理学はこのドラマを内側で支える心の発達のしくみを明らかにしようとする科学であり、私たちが自分の人生プランを考えてゆく際にも大いに役立つ学問であるはずです。本講では、知能、感情、行動及び価値といった発達のさまざまな側面についてこれまで発達心理学で得られた代表的知見を中心に紹介してゆきます。その際、私たちを取り囲み、私たちの人間発達に大きな影響を与えている社会や文化との関係に特に注意を払いながら話を進めたいと思っています。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
発達心理学とは何か 児童心理学から生涯発達の心理学へ。教育との関連。
第2回目
発達の基本原理 獲得と消失、分化と統合、一貫性と変化。
第3回目
乳幼児期の発達 母子愛着(アタッチメント)と乳幼児の情緒的発達。
第4回目
児童・青年期の認知発達Ⅰ 知能の発達。論理的・抽象的思考の成立。
第5回目
児童・青年期の認知発達Ⅱ 言葉・知識の発達と読み書きのメカニズム。
第6回目
自己の発達 自己認識の変化と社会性の発達。
第7回目
青年期とアイデンティティー 青年期におけるアイデンティティの形成と社会的役割。
第8回目
道徳性の発達Ⅰ 道徳判断の発達段階。価値の文化差。
第9回目
道徳性の発達Ⅱ 思いやりの心(共感性)と愛他行動の発達。
第10回目
性格の形成と発達 気質と性格。遺伝と環境。文化とパーソナリティ。
第11回目
学習と創造性 学習の基本原理。知能概念の拡大と創造性の開発。
第12回目
性役割とその発達 心理学的性差の発達。生物要因と文化・社会的要因。
第13回目
大人になること 発達課題と文化。ライフサイクルと人生のイメージ。
第14回目
家族生活と職業生活 結婚観、職業観の変化。パーソナリティの成熟と現代。
第15回目
老年期:人生のフィナーレ 高齢化社会における老年期の諸相。人生の意味づけ。

使用テキスト
柏木恵子、古澤頼雄、宮下孝広「発達心理学への招待」ミネルヴァ書房、1996
参考文献
授業中に随時、紹介する。
成績評価方法
学年末試験(筆記)を中心とし、平常点を加味する。
履修条件等
履修条件等 特になし。
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