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植物組織培養論

科 目
植物組織培養論
区 分
農学科選択科目群
授業コード
15331
開設セメスター
5S
曜日・時限
木/34
単位数
2単位
担当者名
露木 美英
授業の概要
      植物の細胞や組織を培養する手段が著しく発達し、生物学や農学の研究手段として利用することも、また植物育種などの実用面に利用することも可能になった。それゆえこの手段は植物におけるバイオテクノロジーの基礎技術とみなされている。本講義では、植物組織培養法の発展過程とともに、その基礎的理論と技術およびこの手法を利用して得られた新知見や、実用面での利用について述べる。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
      組織培養の歴史
      植物の組織や器官の培養から植物細胞の分化全能性の証明までを解説する。
第2回目
第3回目
      組織培養の基礎技術
      培地の作成法、無菌操作法、観察法などを解説し、植物ホルモンの作用と植物体再生の経路について解説する。
第4回目
第5回目
      培養と変異
      異変の発生とその制御、細胞選抜、ソマクローナル変異ついて解説する。
第6回目
      プロとプラスト培養
      プロトプラストの単離・調整法と培養法について解説する。
第7回目
      細胞融合
      細胞融合の方法と植物育種への応用を解説する。
第8回目
      胚・胚珠培養
      植物の受精と胚の発育、胚・胚珠培養の方法およびこれらの技術の植物育種への応用を解説する。
第9回目
第10回目
      葯・花粉培養と半数体
      減数分裂と花粉形成、半数体の作成と植物育種への応用について解説する。
第11回目
      優良個体の維持と増殖
      大量増殖技術、試験管内保存、人工種子について解説し、またアイソザイムとDNAによる個体識別技術とその応用について解説する。
第12回目
第13回目
      ウィルスフリー
      ウィルスフリー苗の作出技術とその応用について解説する。
第14回目
      遺伝子組換え
      遺伝子組換え技術と植物育種への応用、および遺伝子組換え作物の利用について解説する。
第15回目

使用テキスト
植物バイテクの基礎技術/大澤勝次/農文協/2,400円
    (ビデオ教材の利用、必要に応じて補助資料を配付)
参考文献
植物組織培養の技術/竹内正幸ほか/朝倉書店/6,800円
     植物組織培養/原田 宏ほか/理工学社/6,500円
     植物細胞・組織培養の実際/R.A.ディクソン/丸善/3,900円
成績評価方法
試験またはレポートでの評価が80%、出席率での評価が20%
履修条件等
育種学研究室専攻学生には受講を勧める。
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