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土壌保全学

科 目
土壌保全学
区 分
農芸化学科選択科目群
授業コード
15708
開設セメスター
5S
曜日・時限
水/12
単位数
2単位
担当者名
松本 聰
授業の概要
      土壌は人類にとって食糧供給を行う場であるばかりでなく、陸上のあらゆる生命の生存を可能にし、生命環境を育む物質でもある。本講義では、文明の盛衰と深く関わってきた土壌の生物生産力を通して、現代の生産体系の問題点、矛盾点を指摘し、我々はどのようにして土壌保全を行うべきなのか、その具体的方策を示しつつ、この困難な時代に対処しようとするものである。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
      土壌保全の本質的課題
        土壌保全の歴史的背景
第2回目
        土壌と文明
第3回目
        科学技術としての土壌保全学の成立
第4回目
        現代の各国の土壌資源に対する政策
第5回目
      土壌系のなかでの反応系理解
        物質循環(炭素)
第6回目
        物質循環(窒素)
第7回目
        物質循環(カリウム、カルシウム、硫黄その他)
第8回目
        物質循環のプロモーター
第9回目
      現代と土壌環境問題
        酸性雨と土壌
第10回目
        土壌荒廃(砂漠化、土壌の土壌塩類化)
第11回目
        土壌荒廃(有害物質による汚染)
第12回目
        地球温暖化と土壌
第13回目
      土壌保全の展望
        土壌荒廃の克服・高性能土壌の開発
第14回目
        環境保全と土地利用のあり方
第15回目
        総合的に見た土壌資源の保全と利用

使用テキスト
とくに教化書的なものは使用しないが、授業時に随時資料を配布する。
参考文献
土壌圏の科学/東京大学農学部編/朝倉書店/2,730円
      土壌生化学/松本 聰ら著/朝倉書店/4,429円
      植物生産学(Ⅱ)土環境技術編/松本・三枝編/文永堂出版/4,200円
成績評価方法
筆記試験50%、野外実習におけるレポート10%、授業への出席と授業に対する集中程度40%
履修条件等
とくに設定しない。
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