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英語特殊研究E(英語科評価法)

科 目
英語特殊研究E(英語科評価法)
区 分
英語コース選択科目群
授業コード
1927719677
開設セメスター
5S6S
曜日・時限
水/34水/34
単位数
1単位
担当者名
安間一雄
【授業の概要】
この授業では、英語を教えていく上で必要な正しい評価のしかたを学習します。
学校での定期試験、実力テスト、入学試験、TOEFLなどの能力試験・・・外国語を学ぶ上でテストは避けて通れませんが、これらのうちのどれだけがあなたにとって本当に役立ったでしょうか?テストというととかく「いやなもの」、「山を賭けて暗記して終わったらその場で忘れてしまうもの」、「これさえなければ学校は天国」といったネガティブなイメージでとらえられがちですが、本来テストは学習者が自分の学習進度を正しく把握するためにあるものです。「おおそうじゃ、これはこういうことじゃたっか」あるいは「これだけできれば留学しても大丈夫じゃ」と思えなければ学習者のためになったとはいえません。ではどのようにしたら適切なフィードバックが得られるのでしょう?いやそれ以前にそもそもテスト結果はあなたの能力を正しく反映しているでしょうか?理不尽な配点、「授業でやったこととまるっきり違うことがテストに出た」、「A社の模試の偏差値とB社の模試の偏差値がぜんぜん違う」・・・こういった問題に悩んだことのある人、テストの仕組みがどうなっているのかいっしょに見てみませんか?
やること:
 (1)テストの種類と目的を知ります。
 (2)テストをどのように分析するか、得られた結果をどのように解釈すべきかを学びます。
 (3)主としてパソコンの表計算ソフトを使ってデータ集計のしかたを学びます。
 (4)既存のテスト(たとえば入試問題)を取り上げ、なにが問題なのか、どのように改善したらよいかを検討します。
パソコン経験について:
授業ではパソコンを使いますが、初級程度の知識があれば十分です。また、Macintoshの操作法に詳しくない方には手取り足取りお教えします。次の基本操作ができることを一応の目安としますが、習熟してない人のために毎時間の最初に「若葉コーナー」を設けて指導します。
 (1)ウィンドウを開く・閉じる・移動する
 (2)フォルダー(ディレクトリー)の概念がわかる
 (3)ファイルを開く・閉じる・保存する・別名で保存する

【授業計画】
 (1)統計量の種類
 (2)基本統計の取り方(合計、平均、標準偏差)
 (3)基本統計量のバリエーション
 (4)信頼性・妥当性
 (5)項目分析
 (6)2統計量間の相関関係・回帰分析
 (7)2統計量の平均値の差の検定
 (8)2統計量間の独立性の検定
 (9)分析結果の解釈
 (10)統計ソフトによる計算・結果の検定
 (11)既存テスト問題の検討
使用テキスト
James D.Brown,Understanding Reseach in Second Language Learning
      (Cambridge University Press,1988) ISBN:0-521-31551-4
参考文献
Hugh Coolican,Resarch Methods and Statistics in Psychology(Hodder & Stoughton,1990)
      James D.Brown,Testing in Language Programs(Prentice Hall Regents,1996)
      J.B.ヒートン/語学教育研究所テスト研究グループ訳『コミュニカティブ・テスティング:英語テストの作り方』(研究社,1992)
      倉智佐一,山上暁『要説心理統計法』(北大路書房,1991)
      清川英男『英語教育研究入門』(大修館書店,1991)
      大友賢二『項目反応理論入門』(大修館書店,1996)
成績評価方法
定期試験:
        ・パソコンを使用して基本統計量を得る
        ・得られた結果を解釈する
        ・手順に従って説明する
      プロジェクト:
        ・試験問題の改訂(予定)
履修条件等
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