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芸術解釈と批評C

科 目
芸術解釈と批評C
区 分
教養科発展科目群
授業番号
8014
開設セメスター
3S
曜日・時限
月34水34
単位数
4単位
担当者名
田口 幹比古
授業の概要
      ウィリアム・シェークスピア (1564-1616) の「ハムレット」(1600-1) の解釈と批評を中心に授業を進めていく。作品は翻訳を参考にして、重要な箇所は原文にあたる。ハムレットの性格と行動、息子と母、シェークスピアの演劇観などの問題に注意を払って考察していく。作品のビデオ鑑賞も含めて授業を進めていく。
授業計画
テー
内 容
第1回目
    オリエンテーション
        授業の進め方、テキスト、参考文献の解説、評価方法
第2回目
    演劇の発生
        奇跡劇、道徳劇、芝居小屋の歴史と構造
第3回目
    シェークスピアの生涯と作品
        シェークスピアの謎、創作期
第4回目
    雰囲気
        (第1幕第1場)七霊の登場
第5回目
    クローディアス
        (第1幕第2場)クローディアスの人物像
第6回目
    ハムレットの憂うつ
        (第1幕第2場ー続き)母親の早すぎた再婚とハムレット
第7回目
    オフィーリア(1)
        (第1幕第3場)オフィーリアの愛
第8回目
    亡霊(1)
        (第1幕第4場)エリザベス朝の亡霊
第9回目
    亡霊(2)
        (第1幕第5場)父王の亡霊の苦痛とハムレットの反応
第10回目
    第1幕をふりかえる
        冒頭の1行 “Who's there?” をめぐって
第11回目
    ポローニアス
        (第2幕第1場)見せかけと真実(1)
第12回目
    ハムレットの友人
        (第2幕第2場)見せかけと真実(2)
第13回目
    Pyrrhus とハムレット
        (第2幕第2場-続き)
第14回目
    第2幕をふりかえる
        9つのエピソード
第15回目
    “To be, or not to be”
        (第3幕第1場)ハムレットと独白

第16回目
シェークスピアの演劇観(第3幕第2場)役者への指示を読む
第17回目
劇中劇(第3幕第2場ー続き)
第18回目
復讐(第3幕第3場)復讐の延引の意味
第19回目
母と子(第3幕第4場)エディプスコンプレックスの観点から
第20回目
第3幕をふりかえるハムレットのせりふ、行動そして反応
第21回目
ハムレットの疑惑(第4幕第1,2,3場)ハムレットの英国行き
第22回目
「ハムレット」のテキスト(第4幕第4場)「ハムレット」のテキストを考える
第23回目
オフィーリア(2)(第4幕第5,6場)オフィーリアの狂乱と愛
第24回目
オフィーリア(3)(第4幕第7場)オフィーリアの死
第25回目
第4幕をふりかえるクローディアスの性格、オフィーリアの歌の分析
第26回目
喜劇的要素(第5幕第1場)悲劇の中に見られる喜劇的要素
第27回目
復讐の実行(第5幕第2場)神の摂理とハムレット、そして死
第28回目
「ハムレット」をふりかえる何が悲劇を引き起こしたのか?
第29回目
「ハムレット」と映像「ハムレット」の解釈と映像
第30回目
まとめ「ハムレット」の批評史

使用テキスト
「ハムレット」小田島 雄志訳/白水社
参考文献
「シェークスピアの悲劇」A.C. ブラッドレー、中西 信太郎訳/岩波文庫
    「シェークスピアの二大悲劇-オセロウとハムレット」武並 義和/山口書店
成績評価方法
レポートを中心に授業への参加度を加味し総合的に評価
履修条件等
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