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アメリカ文化史

科 目
アメリカ文化史
区 分
教養科導入科目群
授業番号
81618486
開設セメスター
1・2S
曜日・時限
火12
単位数
2単位
担当者名
菊池 重雄
授業の概要
      「荒野」という言葉をキーワードとして、アメリカ合衆国のピューリタニズムとフロンティア精神を考察する。前者はアメリカ合衆国の精神的源流のひとつであり、また後者はアメリカの歴史過程における西部への拡大化の基本理念であった。本講座ではこの両者を「荒野」という概念で連結することで、現代アメリカを築いたアメリカ精神の主流部分と、そこに包含される問題点を明らかにしたいと考えている。なお、春学期はネットワークを利用した授業を計画している。
授業計画
テー
内 容
第1回目
    オリエンテーション
        (1)『アメリカ文化史』の授業方法論
        (2)「ピューリタニズムとフロンティア精神」準備講座
        (3)コース諸注意
第2回目
    カルヴィニズムとピューリタニズム
        時代区分「近代」とアメリカ
第3回目
    イングランド宗教改革と二つのピューリタン教派
        分離派と長老派
第4回目
    アメリカ植民地におけるピューリタン社会の形成①
        ピューリタンが上陸したアメリカ
第5回目
    アメリカ植民地におけるピューリタン社会の形成②
        契約社会の出現
第6回目
    アメリカ植民地におけるピューリタン社会の形成③
        ジョン・ウィンスロップとマサチューセッツ植民地
第7回目
    ピューリタンの文化①
        予型論思想と「エレミアの嘆き」
第8回目
    ピューリタンの文化②
        荒野としてのアメリカ(ピューリタンのアメリカ観)
第9回目
    アメリカにおけるフロンティアの概念
        荒野とフロンティア
第10回目
    フロンティア社会の形成と伝統①
        ターナーのフロンティア論
第11回目
    フロンティア社会の形成と伝統②
        フロンティア社会における女性の役割
第12回目
    フロンティアの問題点
        (1)アメリカ合衆国の西進とファースト・アメリカンに対する迫害
        (2)フロンティアと環境問題
第13回目
    フロンティア社会の文化
        アメリカ合衆国におけるショービジネスの伝統
第14回目
    現代アメリカにおけるピューリタニズムとフロンティア精神
第15回目

使用テキスト
使用しない。
参考文献
オリエンテーション時に参考文献表を配布する。
成績評価方法
レポート、およびディスカッション:複数回(全成績の80%)
    試験:学期末試験(全成績の20%)
履修条件等
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