担当別50音一覧 担当別50音一覧

生と死

科 目
生と死
区 分
教養科導入科目群
授業番号
8141
開設セメスター
1S
曜日・時限
水78
単位数
2単位
担当者名
佐藤 一彦
授業の概要
      堀辰雄の作品『風立ちぬ』の講読、研究を主とする。生きることよりは死ぬことの意味を問い、同時に死を越えて生きることの意味を問う名作『風立ちぬ』の各篇は、昭和11年10月・信濃追分で書き始められ、最後の「死のかげの谷」が書き上げられたのは翌12年の12月の冬の軽井沢であった。その堀の人生観をしっかり受け止めてみたい。 
授業計画
テー
内 容
第1回目
    堀文学の特質
        『風立ちぬ』の背景
第2回目
    序曲
        ポール・ヴァレリー海辺の墓地、堀の運命観
第3回目
        婚約
        サナトリウムへ
第4回目
第5回目
    風立ちぬ
        八ヶ岳高原療養所
        堀の人生観、愛と生と死①
        一進一退
        小説の構想、婚約の主題
第6回目
第7回目
第8回目
第9回目
第10回目
        生の欲求、堀の苦悩、節子と父
        愛と生と死②
第11回目
第12回目
第13回目
    死のかげの谷
        リルケの「レクヰエム」
        愛と生と死③
第14回目
第15回目
    堀辰雄・人と作品
        堀文学の美意識

使用テキスト
・『風立ちぬ・美しい村』/堀辰雄/新潮社/320円
     ・堀辰雄・人と作品/福田清人/清水書院/620円
参考文献
・新潮日本文学アルバム 堀辰雄/新潮社
成績評価方法
・授業時に行う要点のまとめ、リポート、感想などと期末試験の成果を総合評価。
履修条件等
・関連科目として日本文学(コアⅡ)『美しい村』講読がある。
担当別50音一覧