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アメリカの言語文化

科 目
アメリカの言語文化
区 分
教養科発展科目群
授業番号
8280
開設セメスター
3S
曜日・時限
月34木34
単位数
4単位
担当者名
菊池 重雄
授業の概要
      【1980年代・1990年代のアメリカ社会と文化戦争】
      1980年代以降のアメリカ社会を文学を中心とする言語文化の観点から考察する。現代のアメリカは世界においてはリーダーシップを発揮しつつも、国内では人種間の衝突、麻薬汚染や銃犯罪の問題、離婚率の増大に代表され
      る家族関係の変化など、多くの問題を抱えている。このような現代アメリカ社会の諸現象を文化戦争(価値観の衝突)に力点を置いて考察する。
授業計画
テー
内 容
第1回目
    オリエンテーション
        (1)『アメリカの言語文化』の授業方法論
        (2)言語文化とは何を指すか
        (3)コース諸注意
第2回目
    1970年以降のアメリカ文学
        アメリカ文学の新たな課題
第3回目
    ウィリアム・スタイロンの選択
        「1979年」のアウシュビッツとアメリカ奴隷制度の記憶
第4回目
    ジョン・アーヴィングの問題提起①
        ジョン・アーヴィング『ホテル・ニューハンプシャー』
第5回目
    ジョン・アーヴィングの問題提起②
        ジョン・アーヴィング『ガープの世界』
第6回目
    ジョン・アーヴィングの問題提起③
        ジョン・アーヴィング『サイダーハウス・ルール』
第7回目
    アフリカ系アメリカ人であること・女性であること①
        アリス・ウォーカー『カラーパープル』
第8回目
    アフリカ系アメリカ人であること・女性であること②
        トニ・モリスン『青い眼がほしい』
第9回目
    現代アメリカの日常と戦争
        ボビー・アン・メイソン『イン・カントリー』
第10回目
    レイモンド・カーバーと村上春樹の文学
        レイモンド・カーヴァーの短編小説を中心として
第11回目
    スティーヴン・キングと宮部みゆきの文学
        スティーヴン・キング『デッド・ゾーン』と宮部みゆき『龍は眠る』
第12回目
    モダン・ホラーの可能性
        スティーヴン・キング『グリーンマイル』
第13回目
    レーガン、ブッシュ時代の政治とアラン・ブルームの思想
        アラン・ブルーム『アメリカン・マインドの終焉』
第14回目
    アラン・ブルーム批判
        ジェラルド・グラフ『文化戦争を超えて』
第15回目

使用テキスト
上記の授業内容に記した作品
参考文献
オリエンテーション時に参考文献表を配布する
成績評価方法
プレゼンテーションと修了レポート(全成績の60%)、小レポート4回(全成績の40%)
履修条件等
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