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量子力学I

科 目
量子力学I
区 分
工学部共通選択科目群
授業番号
3666
開設セメスター
4S
曜日・時限
月/34
単位数
2単位
担当者名
蟻坂 仲輝
授業の概要
      原子、原子核あるいは素粒子などの微小な物体の間の現象を説明するにはニュートン力学は無力で、量子力学によって正しく記述できる。この講義では、ニュートン力学から量子力学への移行を平易に解説し、それによって得られるシュレディンガー方程式を用いて調和振動子や水素元素などの量子状態の計算ができるようにする。
授業計画
テー
内 容
第1回目
    量子力学の粒子像
        古典力学の破綻、波動関数
第2回目
        重ね合わせの原理と干渉
第3回目
    時間に依存しないシュレディンガー方程式
        運動量演算子
第4回目
        エネルギー一定のシュレディンガー方程式
第5回目
    時間に依存するシュレディンガー方程式
        エネルギー演算子
第6回目
        波束の運動、古典力学の運動方程式
第7回目
        シュレディンガー方程式の積分
第8回目
    1次元の粒子の運動
        井戸型ポテンシャル
第9回目
        トンネル効果
第10回目
        調和振動子
第11回目
        調和振動子の代数的な計算
第12回目
    水素原子
        水素原子のシュレディンガー方程式
第13回目
        角度変数θψに対する方程式
第14回目
        動径変数rに対する方程式、エネルギー準位
第15回目

使用テキスト
量子力学のききどころ/和田純夫著/岩波書店/2800円
参考文献
量子力学I、II、III/A.メシア著/小出昭一郎、田村二郎訳/東京図書/2806円
成績評価方法
授業の出席を重視し、それと中間試験および定期試験の成績を総合して評価する。
履修条件等
「物理学通論B-II」を修得した後に履修すること。

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