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伝送回路

科 目
伝送回路
区 分
電子工学科選択科目群
授業番号
3165
開設セメスター
7S
曜日・時限
土/12
単位数
2単位
担当者名
上野 元治
授業の概要
        移動体通信をはじめとする現在の通信システムを支える「伝送回路」について、システムでの働きを含めて、その合成法(設計法)を学ぶ。基本的な考え方や手法を、項目間の関係や全体の流れを把握しながら、きちんと理解してもらいたいと思っています。
授業計画
テー
内 容
第1回目
        伝送回路の働き
                  通信システムでの変復調・多重化・伝送などの機能とそれを支える伝送回路の働き
第2回目
        回路網関数(1)
                  回路網の双対性など回路網の基本的性質
第3回目
        回路網関数(2)
                  時間軸上/周波数軸上での回路網関数の表現とその意味
第4回目
        回路網関数(3)
                  各種の回路網関数(伝達関数)の定義とその適応
第5回目
        伝達関数の近似(1)
                  関数近似手法の概要
第6回目
        伝達関数の近似(2)
                  等角写像法による近似
第7回目
        伝達関数の近似(3)
                  ワグナー特性の近似
第8回目
        伝達関数の近似(4)
                  チェビシェフ特性の近似
第9回目
        伝送回路の合成(1)
                  合成の概要と手続きの流れ
第10回目
        伝送回路の合成(2)
                  LC受動素子による回路網の合成:梯子型伝送回路の合成
第11回目
        伝送回路の合成(3)
                  LC受動素子による回路網の合成:伝達関数の極と零点の分離
第12回目
        伝送回路の合成(4)
                  アクティブ素子による回路網の合成
第13回目
        伝送回路の合成(5)
                  デジタル素子による回路網の合成
第14回目
        まとめ
                  講義のまとめと今後の伝送回路の発展方向
第15回目
        定期試験

使用テキスト
特になし(毎回ポイントを記したプリントを配布予定)
参考文献
辻井重男「伝送回路」,コロナ社,1997年
        池田哲夫「回路網理論」,丸善,1998年
成績評価方法
レポート(3回)と試験
        *他に一人10分程度の発表を数回行う。これと授業への参加度も加味する.
履修条件等
・回路網(電気回路)理論及び複素関数論を履修していることが望ましい。
        ・インターラクティブな授業を心がけている。議論好きであることを希望

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