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宿泊マネジメント研究

科目
宿泊マネジメント研究
区分
マネジメント専攻
授業コード
43069
開講期
曜日・時限
秋 火/56
単位数
2単位
担当者名
河野 正光
授業の概要
固定的な設備能力から最大な収益を生み出す手法である
イールド/レベニューマネジメントを中心に、ホテルの宿泊部門のマネジメントを研究する。イールド/レベニューマネジメントは、アメリカの航空業界で開発された手法であるが、今日ホテル経営においても必要不可欠な管理手法となってきている。この科目では、その手法を実例を基に研究する。
到達目標
ホテルにおける宿泊部門の収益最大化のみならず、宴会・レストラン等の他部門との連携セールスによるホテル全体の収益最大化を図るための方法まで学ぶ。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
宿泊におけるイールド・マネジメント イールド・マネジメント研究の意味、狙い
第2回目
宿泊商品の特殊性 宿泊商品の特殊性と航空業界との類似性の比較研究
第3回目
フォーキャストの設立(1) 過去のデータ集積と分析、制限された需要と制限のない需要、フォーキャストに必要なデータ(「過去のデータ」「いつ予約されたか」)の把握
第4回目
フォーキャストの設立(2) 曜日別予測、滞在期間予測、客層別予測、外的要因(イベントの有無、競合他社の動向など)の確認
第5回目
フォーキャストの設立(3) ピックアップモデル(現在の予約数を把握し、それを基に未来の予約動向を予測)の研究、フォーキャストエラーの検証
第6回目
フォーキャストの設立(4) 総合的な需要予測にもとづく料金設定、オーバーブッキング設定と検証
第7回目
イールド・マネジメント評価(1) No Control Revenue(NCR)、ActualRevenue(AR)、OptimalRevenue(OR)による評価
第8回目
イールド・マネジメント評価(2)5種類のレベニュー機会モデル(総収益機会、獲得された収益、実現されなかった収益機会、収益機会要因、収益最大化実現割合)
第9回目
イールド・マネジメント評価(3)5種類のレベニュー機会モデルによる評価の算出
第10回目
ブッキング・コントロールと客室収入の最大化効果的な客室タイプ別セールス、セールス手順と
収益の相関性、セールストークの重要性
第11回目
フロントセールスと客室収入の最大化当日セールスとセールストークの重要性、客室単価アップのためのセールス
第12回目
ホテル全体の収益最大化宿泊と他部門(宴会・レストラン)との連携販売、
宴会内容と客室収入の相関性
第13回目
事例研究(1)フォーキャストの設立の成功事例
第14回目
事例研究(2)ブッキング・コントロールの成功事例
第15回目
総括研究レポートの提出

使用テキスト
最初の授業で紹介します。
参考文献
そのつど授業の中で示します。できるだけ事例研究によって進めていきます。
成績評価方法
レポート、研究への取り組み状況、授業中の発言内容、授業参加度などで
評価します。

更新日:02/11/2008
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