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波動デバイス工学

科目
波動デバイス工学
区分
電子情報工学専攻
授業コード
開講期
曜日・時限
単位数
2単位
担当者名
竹内 正男
授業の概要
 波動には,水や空気中の音波,固体中の弾性波,電磁波,光波など,多くの種類があり,工学や物理学の分野に深い関わりをもっているばかりでなく,原子・分子などのミクロな世界の現象を記述する量子力学においても重要な役割を果たしている。最近,マイクロ波帯周波数の弾性表面波(SAW)を用いた様々な信号処理機能デバイスが移動体通信の分野で注目されている。本講義では,前半において音響デバイスの基本概念を英文教科書を用いて輪講形式で学ぶ。講義の後半では,SAWについて信号処理デバイスへの応用に観点をおいて,伝搬特性,モード結合理論による特性解析方法,デバイスへの具体的な適用例などを系統的に講義する。
到達目標
波動デバイス,特に弾性表面波デバイスの基礎概念を理解する。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
序論 講義の進め方, 波動デバイスの基本概念
第2回目
波動の基礎(1) スカラー波動方程式
第3回目
波動の基礎(2) 物質パラメ-タ
第4回目
波動の基礎(3) 境界条件
第5回目
波動の基礎(4) 損失機構
第6回目
波動の基礎(5) エネルギー保存則
第7回目
波動の基礎(6) 音響材料,圧電現象
第8回目
弾性表面波デバイス(1)各種SAWモードの伝搬特性
第9回目
弾性表面波デバイス(2)SAWトランスジューサの動作原理
第10回目
弾性表面波デバイス(3)IDTの等価回路解析
第11回目
弾性表面波デバイス(4)トランスバーサルフィルタ
第12回目
弾性表面波デバイス(5)SAW共振子
第13回目
モード結合理論(1)基礎的概念
第14回目
モード結合理論(2)具体的な解析例
第15回目
まとめと討論

使用テキスト
V.M..Ristic: “Principles of Acoustic Devices”,  竹内正男: “弾性表面波デバイス”
参考文献
成績評価方法
主にレポートによって評価するが,講義に対する取組姿勢も考慮する。

更新日:12/15/2006
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