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宇宙環境特論

科目
宇宙環境特論
区分
機械工学専攻
授業コード
開講期
曜日・時限
単位数
2単位
担当者名
落合 淳一
授業の概要
宇宙環境利用分野に関する熱・物質移動現象、流れについて講義する。宇宙では地上1G重力場、大気圧環境では見られない特異な熱・流体現象が発生する。宇宙開発に関連して、微小重力場、真空等の宇宙極限環境における伝熱、流体の挙動の基礎を解説する。落下塔、航空機等による微小重力場実験、小型ロケット、回収型衛星、宇宙ステーション等による宇宙実験を紹介する。さらに、衛星、宇宙ステーション等の熱エネルギー機器開発に関連して、宇宙での熱エネルギー利用、熱制御についても紹介する。
到達目標
宇宙環境特論(副題:微小重力環境利用技術)では宇宙環境利用技術の基本原則の体系的概念の詳細な把握、宇宙・ナノテクノロジーなどフロンティア・先端分野ならびにエネルギー・環境分野への適用概念の把握を目標にする。宇宙開発技術分野に進む人だけでなく工学の広い分野に進む人のためにも微小重力利用技術の基礎・応用を理解してもらえるようにする。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
講義概要 講義の概要、目標、講義日程など
第2回目
流体の熱物性 流体の熱・流動に関する物性
第3回目
物質の状態変化 流体の状態と相変化、相変化潜熱,臨界点、三重点など
第4回目
伝熱・流動の基礎 質量保存則、エネルギー保存則などの基本則
第5回目
熱・流体挙動 熱・流動の支配法則
第6回目
宇宙環境 微小重力場、真空場など宇宙環境の特性
第7回目
微小重力場の熱・流体挙動の基礎1 基本的な熱・流動則
第8回目
微小重力場の熱・流体挙動の基礎2基本的系における熱・流動の例
第9回目
宇宙真空場の伝熱真空場の放射伝熱、衛星・宇宙船の熱収支など
第10回目
微小重力場実験1地上模擬実験、落下塔実験
第11回目
微小重力場実験2航空機・小型ロケット実験
第12回目
微小重力場実験3スペースシャトル、宇宙ステーション実験
第13回目
先端(ハイテク)分野に関する利用技術・トピックス先端分野への適用技術、最近の話題など
第14回目
エネルギー・環境分野に関する利用技術・トピックスエネルギー・環境分野への適用、最近の話題など
第15回目
まとめレポート提出など

使用テキスト
特になし
参考文献
適宜紹介
成績評価方法
期末レポート提出

更新日:01/14/2008
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