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量子情報理論

科目
量子情報理論
区分
システム科学専攻
授業コード
開講期
曜日・時限
単位数
2単位
担当者名
相馬 正宜、濵田 充
授業の概要
本講義では量子情報理論の最先端の研究成果を取り上げ解説を試みる。

(オムニバス方式/全15回)

(16 相馬正宜/8回)
光を使った古典情報伝送に関する量子情報理論について論じる。エネルギー拘束条件付の量子通信路符号化定理と量子ガウス状態の基礎理論を説明し、それに基づいてボゾニック通信路に対する通信容量の公式を導出する。
(17 濵田 充/7回)
量子計算において量子特有のノイズに抗して量子状態を制御するために、あるいは暗号等への応用のために、量子誤り訂正符号が提案され研究されている。最新の成果を踏まえ量子誤り訂正符号の可能性や性能の限界について論じる。
到達目標
授業計画
テーマ
内容
第1回目
古典信頼性関数 Random coding bound
Expurgated bound
第2回目
量子信頼性関数1 量子信頼性関数の概説
第3回目
量子信頼性関数2 量子信頼性関数の上限の導出
第4回目
量子ガウス状態1 量子ガウス状態の概説
第5回目
量子ガウス状態2 量子ガウス状態のフォンノイマンエントロピーの概説
第6回目
量子ガウス状態3 量子ガウス状態を用いた通信における情報量の導出
第7回目
量子ガウス状態4 2modeスクイズド状態を用いた通信
第8回目
量子ガウス状態5加法性問題
第9回目
離散通信路モデル離散的な通信路のモデル化
第10回目
通信路符号化定理1離散的な通信路を通して古典的な情報を送るという設定のもとでの通信路符号化定理を紹介する
第11回目
通信路符号化定理2離散的な通信路を通して量子的な情報を送るという設定のもとでの通信路符号化定理を紹介する
第12回目
通信路符号化定理の周辺1上記符号化定理が量子暗号の理論に密接に関っていることを見る
第13回目
通信路符号化定理の周辺2上記符号化定理とエンタングルメント蒸留などとの関連を解説する
第14回目
代数的通信路符号化1通信路符号化定理2については有限体の理論を駆使した量子誤り訂正符号の理論が発展しつつあるがこれを解説する
第15回目
代数的通信路符号化2量子誤り訂正符号の可能性について通信路符号化定理の文脈で論じる

使用テキスト
参考文献
成績評価方法

更新日:01/16/2007
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