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認知発達特論

科目
認知発達特論
区分
脳情報専攻
授業コード
開講期
曜日・時限
単位数
2単位
担当者名
大森 隆司
授業の概要
ヒトは、生得的に備わる脳の基本構造と学習能力により、出生以前から環境の学習を開始し、乳幼児期には驚くほどの速さで認知や言語の能力を発達させる。このヒトの発達過程の機構の理解は、ヒト全体の知的機構とその構成原理を理解するうえで重要である。本講義は、発達心理学・言語学・認知心理学を中心とした行動変化とその情報処理の視点から、脳科学とこれらの学問領域からの科学的根拠のある教育応用に関連づけながら、認知発達を論じる。
到達目標
人間の発達という過程を認知・脳・情報という異なる視点から理解することができるようになる.
授業計画
テーマ
内容
第1回目
導入 発達という現象の見方,複数の視点:行動,脳,認知,モデル
第2回目
発達の現象1 発達心理学は何を見出してきたか,発達という現象の基礎的な理解を与える
第3回目
発達の現象2 発達心理学は何を見出してきたか,発達という現象の基礎的な理解を与える
第4回目
認知としてみた発達 1 行動の変化の背後にある認知過程・情報処理過程としてみた発達の現象
第5回目
認知としてみた発達 2 行動の変化の背後にある認知過程・情報処理過程としてみた発達の現象
第6回目
脳の現象としてみた発達 1 脳現象としてみた,行動発達と認知
第7回目
脳の現象としてみた発達 2 脳現象としてみた,行動発達と認知
第8回目
言語能力の発達 1言語はどのような経過をたどって発達するのか
第9回目
言語能力の発達 2語彙獲得バイアスの現象と研究法
第10回目
言語能力の発達 3語彙獲得バイアスの現象と研究法
第11回目
比較認知科学ヒトと他の動物の比較,何が本質的に異なっているのか?
第12回目
言語能力の起源 1言語獲得という行動の背後にある能力とは何か?何が他の動物と本質的に異なっているのか?
第13回目
言語能力の起源 2言語獲得という行動の背後にある能力とは何か?何が他の動物と本質的に異なっているのか?
第14回目
言語発達のモデル化言語学習能力の獲得
第15回目
総合討論

使用テキスト
参考文献
J.Elman 他 著, 乾・今井・山下訳:認知発達と生得性、共立出版 1998
成績評価方法
授業中のディスカッションおよび数回のレポートにより評価する.

更新日:02/12/2007
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