授業計画 | テーマ | 内容 |
第1回目 | 日本教育史とは | 教育学の諸研究の中で日本教育史はどう位置づけられるか
教育学の諸問題を検討する |
第2回目 | 日本教育史概観 | わが国の教育・学問・学校の流れ
他国と比較してどのような特徴があるか |
第3回目 | 〃 | 教育史上の重要なテーマは何か
外来教育思想の到来を想起する |
第4回目 | 〃 | 過去の教育改革を検討する
古代・近代・現代の改革の動向を確認する |
第5回目 | 徳川日本の再発見 | 世界史上における徳川日本の位置
之までの日本史教育をふりかえっておく |
第6回目 | 〃 | 〃 |
第7回目 | 徳川社会の枠組 | 平和・安定・秩序の実現と教育の普及
鎖国などの功罪を考える |
第8回目 | 徳川教育の充実 | 全国的規模での初等・中等・高等教育の整備
西洋教育史と比較する |
第9回目 | 近世思想の特質 | 儒教思想の基本的特質
儒教とは何かを考える |
第10回目 | 近代化の兆し | 近代化を特徴づける諸要因
徳川社会は単なる封建社会だったのか |
第11回目 | 新思想の胎動 | 徳川期における近代思想の発見
洋学の誕生を思い出すこと |
第12回目 | 世界観の転換 | 洋学の発達と知識人の意識との関連
洋学学習の意義を考える |
第13回目 | 西洋近代との出会い | 書物によるあるいは留学による異文化体験
直接体験と間接体験の相違を考える |
第14回目 | 西洋文明への対応 | 過渡期における異文化対応のパターン
和魂洋才について考える |
第15回目 | 幕末維新期の諸状況 | わが国開国をめぐる諸問題
明治維新とは何だったのか |
第16回目
| 日本の近代化 |
わが国近代化の特質と問題点
日本史・世界史をふりかえる
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第17回目 | 洋学者の出現 |
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第18回目 | 洋学者の啓蒙活動 |
政府系洋学者の活動とその制約
明治初期の政治状況を考える
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第19回目 | 福沢諭吉の登場 |
明六社における福沢の位置
福沢の生涯をつかんでおく
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第20回目 | 福沢の思想形成 |
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第21回目 | 福沢の学習遍歴 |
緒方洪庵適々斎塾での洋学学習
「福翁自伝を」読んでおく
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第22回目 | 福沢の異文化体験 |
幕末における三度の欧米視察
「福翁自伝を」読んでおく
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第23回目 | マージナルマン福沢諭吉 |
組織に距離をおく福沢の意義
「異邦人・境界人・仲介人」を読む
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第24回目 | 福沢評価 |
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第25回目 | 丸山真男の福沢研究 |
丸山真男の福沢研究の概要
「福沢諭吉の人と思想」を読む
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第26回目 | 〃 |
福沢諭吉の儒教批判をめぐって
「福沢の儒教批判」を読む
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第27回目 | 〃 |
福沢における学問観の転換
「福沢における実学の転回」を読む
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第28回目 | 〃 |
福沢の思惟方法と思想構造
「福沢諭吉の哲学」を読む
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第29回目 | 〃 |
丸山による福沢研究の評価
加藤尚武らの批判を検討する
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第30回目 | 日本の近代思想 |
日本の近代思想の諸特質と問題点を整理する
明治期の思想状況を考える
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