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授業技術の研究と実践

科目
授業技術の研究と実践
区分
教育学専攻
授業コード
開講期
曜日・時限
集中
単位数
2単位
担当者名
向山 洋一
授業の概要
本授業では、教師の授業力の本質を解明し、授業力を向上させるための努力の方向を明らかにして、教室での授業が大きく変化することを目的としている。
すぐれた医師は、すぐれた医療技術と患者への適切な対応力を身につけている。すぐれた教師はすぐれた教育技術と子どもへの適切な対応力を身につけている。講義、演習、すぐれた授業者の実演等によって学んでいく。
到達目標
受講者がこれまでの授業をふりかえり、良い点、不足する点をはっきりと認識し、すぐれた授業者への道を歩み始める場とする。あわせて、すぐれた多くの指導技術、技能を学ぶ場とする。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
指導技術概論【講義・演習】 跳び箱、漢字指導など、具体的事例をもとに、指導技術とは何かについて理解する。
第2回目
発達障害と指導【講義・演習】 子どもの10%近くいると考えられている発達障害の子は微細運動障害、ワーキングメモリの問題などを持つ。学校は、いかにひどかったかを究明する。
第3回目
子どもを動かす原則【講義・演習】 子どもを動かすには原則がある。例えば「最後の行動を示してから動かせ。」である。原則に反するときクラスは乱れる。原則を理解する。
第4回目
授業の法則(1)【講義・演習】 授業の法則(1)【講義・演習】
第5回目
授業の法則(2)【講義・演習】 所時物の法則、全員の法則、簡明の法則、空白禁止の法則について解明する。
第6回目
授業の法則(3)【講義・演習】 確認の法則、個別評定の法則、激励の法則について演習を通して確認する。
第7回目
算数の指導技術【講義・演習】 算数の授業を、導入・展開・まとめの具体的行為を演習を通して身につける。
第8回目
国語の指導技術【講義・演習】文を読む基本、さまざまな音読の法、要約の指導、PISA型読解力の指導について、演習を通して身につける。
第9回目
社会科の指導技術【講義・演習】資料を読みとる基本、記号資料と体験資料の関係など、社会科指導の基本を演習を通して身につける。
第10回目
理科の指導技術【講義・演習】ソニー賞、彩の国理科賞など、日本一の理科教師として有名な小森氏の実践を通して、理科の指導技術を検討する。
第11回目
体育・図工等の指導技術【講義・演習】跳び箱、なわとび、ボール運動を楽しく展開する方法や、どの子も満足する描画指導法について演習を通して身につける。
第12回目
技量検定入門【講義・演習】一人7分程度の授業を通して、目線、対応力、発問指示など基本的な技能を検定して、今後の努力の方向を理解する。
第13回目
いじめを解決する学校のシステム【講義・演習】いじめを発見するシステム、いじめを解決するシステムを全国の多くの事件をもとに理解する。
第14回目
文科省学力調査が要求する指導技術【講義・演習】文科省学力テストA・Bの分析を通して、いかなる授業、いかなる指導が必要か検証をする。
第15回目
技量検定初級【講義・演習】一人7分程度の授業を通して、授業の組み立て、リズムとテンポについて検定し、今後の努力の方向を確認する。

使用テキスト
「授業の腕を上げる法則」新書、向山洋一著、明治図書
参考文献
「いじめは必ず解決できる」向山洋一著、扶桑社
成績評価方法
レポート

更新日:
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