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特別支援教育研究

科目
特別支援教育研究
区分
教育学専攻
授業コード
開講期
曜日・時限
春 水/78
単位数
2単位
担当者名
阿久澤 栄
授業の概要
現在の学校教育の大きな課題の一つである特別支援教育について、その対象となる高機能広汎性発達障害児やLD児、ADHD児等(以下「こうした子どもたち」という)を含めた指導の難しい児童生徒の理解ならびに指導の方法、さらにはそうした児童生徒の在籍する学級、学校の運営について考え研究していきたい。
到達目標
1.こうした子どもたちの在籍する学級の実態について把握する。                         2.こうした子どもたちの障害特性ならびにその接し方等を理解する。                       3.こうした子どもたちの通常の学級内における指導の方法やあり方を考察する。                        4.こうした子どもたちの在籍する学級、学校の運営について考察する。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
特別支援教育概観 特別支援教育の歴史や対象児、ならびにその実態等を概観し、本研究の内容や取組み等を理解する。
第2回目
自閉症を考える① こうした子どもたちを理解する基礎となる「広汎性発達障害」特に「自閉症」について考える。
第3回目
自閉症を考える② こうした子どもたちを理解する基礎となる「広汎性発達障害」特に「自閉症」について考える。
第4回目
高機能自閉症 自閉症の中でも「高機能」と呼ばれている子どもの特性を考える。
第5回目
アスペルガー障害 ハンス・アスペルガーの『自閉的精神病質』に記載されたケースから、アスペルガー症候群について、その障害特性等を理解する。
第6回目
高機能自閉症とアスペルガー障害(高機能広汎性発達障害) 高機能広汎性発達障害児の障害特性とそれに応じた指導の方法を考える。
第7回目
学習障害(LD)① DSM-Ⅳ-TRにおける「学習障害」の記載から、LDを概観するとともに、その障害特性を知る。
第8回目
学習障害(LD)②LDの障害特性に応じた指導の方法を考える。
第9回目
注意欠陥多動性障害(ADHD)①DSM-Ⅳ-TRにおける「注意欠陥および破壊的行動障害」の記載から、ADHDを概観するとともに、その障害特性を知る。
第10回目
注意欠陥多動性障害(ADHD)②ADHDの障害特性に応じた指導の方法を考える。
第11回目
指導の難しい子どもたちこうした子どもたちとはいいがたいが指導の難しい子どもたちの実態を知る。
第12回目
軽度発達障害児等の在籍する学級軽度発達障害児等、指導の難しい子供たちの在籍する学級における指導を考える。
第13回目
軽度発達障害児等の在籍する学校2軽度発達障害児等、指導の難しい子供たちの在籍する学校における学校経営を考える。
第14回目
まとめ①こうした子どもたちの共通的な障害特性と指導の配慮について総括的に考える。
第15回目
まとめ②特別支援教育のこれからの課題を考察する。

使用テキスト
配布資料による
参考文献
「DSM-Ⅳ-TR~精神疾患の分類と診断の手引き~」(高橋三郎他訳)医学書                「みんなで学ぶアスペルガー症候群と高機能自閉症」(S.オゾノフ他)星和書店                            「高機能広汎性発達障害」(杉山登志郎・辻井正次)ブレーン出版  他は授業の中で随時紹介                                       特別支援教育を考えるには、学校におけるその実態を知ることも大切なことである。授業の合間に、受講者の日程を調整した上で、軽度発達障害児の在籍する学校を訪問することもあります。
成績評価方法
授業への参加度、授業における発表、レポートを総合的に評価する。

更新日:01/10/2008
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