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小学校教育研究【本年度休講】

科目
小学校教育研究【本年度休講】
区分
教育学専攻
授業コード
開講期
曜日・時限
単位数
2単位
担当者名
高橋 勝
授業の概要
子どもの経験の質的変容と関係発達論 
― 教育人間学の視点から考察する ―
到達目標
社会の急激な都市化、情報化、消費生活化などにともなって、子どもの生きる生活世界が大きく変わってきたと考えられる。本講義では、それを「身体感覚」優位の経験(直接経験)から、「視覚」優位の経験(間接経験)への変容として、つまり子どもの「経験そのものの質的変容」として捉えたい。「経験の質的変容」という現象学的、人間学的視点から、現代の子どもの生きる世界の特徴を浮かび上がらせる作業を行いたい。そこでは、子どもの自己存在感が揺らぐばかりでなく、自然経験や他者経験も変容してきた状況が見えてくる。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
子どもの世界への現象学的アプローチ
第2回目
子どもにとって経験とは何か
第3回目
生活世界の相互主観的構成
第4回目
経験論におけるデューイとハイデッガー
第5回目
身体感覚から視覚へ
第6回目
自然、他者、事物との関わり
第7回目
関係体としての生活世界
第8回目
「経験の空間」としての学校
第9回目
子どもの経験と「生活科」
第10回目
「総合的な学習の時間」の本質
第11回目
経験主義と子ども
第12回目
作業学校と子ども
第13回目
情報・消費社会と子ども
第14回目
メディア空間と子ども
第15回目
経験のメタモルフォーゼ

使用テキスト
高橋 勝『情報・消費社会と子ども』明治図書
参考文献
高橋 勝『文化変容のなかの子ども』東信堂
  〃 『学校のパラダイム転換』川島書店
  〃 『経験のメタモルフォーゼ』勁草書房(8月刊行予定)
成績評価方法
出席状況と小レポート及び最終レポートによって総合的に判断する。

更新日:02/06/2007
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