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教育的人間学研究

科目
教育的人間学研究
区分
哲学専攻
授業コード
40101
開講期
曜日・時限
春 火/78
単位数
2単位
担当者名
長谷川 洋二
授業の概要
教育的人間学は教育研究における新しい重要な一分野である。教育研究が人間理解と切り離して考えられないということは言うまでもないが、「人間」の終焉が語られた後、教育研究は何を拠り所に出発することができるだろうか。本講義では20世紀ドイツで展開された哲学的人間学、アングロサクソンの伝統に根ざす文化人類学、フランスのアナール派歴史学などによって触発され、旧来の教育人間学の伝統を批判的に継承しながら、現代において新たに教育人間学の可能性を模索するベルリン学派の意欲的試みを検討する。講義では内容理解を深めるために適宜ドイツ語文献を使用する。
到達目標
教育的人間学の問題群について、これまでの学問的蓄積をもとに理解を深める。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
今なぜ教育的人間学なのか 教育的人間学の歴史的変遷について
第2回目
「近代」の教育言説 近代における教育の語られ方について
第3回目
アイステーシスの教育 文献の読解と討議
第4回目
パフォーマティヴなものとしての教育 1 文献の読解と討議
第5回目
パフォーマティヴなものとしての教育 2 文献の読解と討議
第6回目
社会的ミメーシス:身振り 1 文献の読解と討議
第7回目
社会的ミメーシス:身振り 2 文献の読解と討議
第8回目
社会的ミメーシス:身振り 3文献の読解と討議
第9回目
社会的ミメーシス:儀礼 1文献の読解と討議
第10回目
社会的ミメーシス:儀礼 2文献の読解と討議
第11回目
社会的ミメーシス:儀礼 3文献の読解と討議
第12回目
社会的ミメーシス:像と想像力 1文献の読解と討議
第13回目
社会的ミメーシス:像と想像力 2文献の読解と討議
第14回目
社会的ミメーシス:像と想像力 3文献の読解と討議
第15回目
まとめ総括 レポート提出

使用テキスト
プリント配布
参考文献
クリストフ・ヴルフ編著『教育人間学入門』玉川大学出版部、2001年
Christoph Wulf, Jörg Zirfas(Hrsg.):Pädagogik des Performativen: Theorien, Methoden, Perspektiven. Weinheim und Basel, Beltz Verlag, 2007.
ChristophWulfä Einführungin die Anthropologie der Erziehung. Weinheim und Basel, Beltz Verlag, 2001.
Jörg Zirfas:Pädagogik und Anthropologie.Eine Einführung. Stuttgart, Kohlhammer, 2004. 他
成績評価方法
授業参加度(発表+討議参加)およびレポートによる総合評価

更新日:02/13/2008
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