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アメリカ文化研究

科目
アメリカ文化研究
区分
英文学専攻
授業コード
40201
開講期
曜日・時限
春 月/78
単位数
2単位
担当者名
池田 智
授業の概要
 本講座ではアメリカが「丘の上の町」(a city upon a hill)として形成されてきた国家という側面に焦点をあて、アメリカ人と宗教との関係をまず考え、そこからアメリカ文化全般に宗教がどのようにかかわっているかを探る。授業は原則として原書を精読する。なお発表者は担当部分について調べたことをA4版ワープロ用紙にまとめ出席者に配布する。
到達目標
 17世紀初頭に新大陸アメリカに新天地を求めた多くの人には、宗教上の理由があった。国教会のあり方に疑問を抱いた人たち、ローマカトリックを棄てた人たちはそれぞれ、自らの信仰を守ろうという目的があった。その目的は現代にまで脈々と伝えられてきているように思えるふしが多々ある。アメリカ人には「共通の過去がない」と同志社大学の森孝一氏が指摘する。「共通の過去がない」人たちが国家を形成していく上での一体感はどのようにして維持されているのだろうか? これをさぐることを第一の到達目標としたい。また、英語を自然な日本語にする能力の開発も到達目標としたい。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
 コース・ガイダンス  当該科目の進め方について相談すると共に、さまざまな辞書・事典、あるいは英語の教員になるために知っておいた方が好ましいと思われる書籍について解説する。
第2回目
 Introduction to Religious History in the USA アメリカの宗教史の序を読む。
第3回目
 The Colonial Period  植民地時代の宗教のあり方を知る。
第4回目
 同上。  同上。 
第5回目
 The 18th Century 理性の時代におけるアメリカの宗教のあり方を探る。The Great Awakening を調べる。
第6回目
 同上。  同上。
第7回目
 The 19th Century  産業革命が進行するなか、アメリカにおける宗教はどのような方向性を持つようになったかを探る。
第8回目
 The 20th Century  20世紀に入ると、アメリカは一時的に保守化し、キリスト教プロテスタントにペンテコステル派など非常に保守的な色彩の濃い教派が登場する。そのあたりを調べ考察する。
第9回目
 同上。 同上。
第10回目
 Church, State and Politics 国家と教会と政治の関係について考察する。
第11回目
 同上  同上
第12回目
 Contemporary US Religions 現代のアメリカにおける宗教事情を探る。
第13回目
 同上 同上
第14回目
 同上 同上
第15回目
 まとめ まとめ 場合によってはヴィデオを見る。

使用テキスト
 プリント
 Mauk, D. and Oakland, J. (2002). "American Civilization: An Introduction". London and New York: Routledge
参考文献
 辞書一覧などと一緒に、授業時に配布する。またBlackboardにも掲載する予定。
成績評価方法
 毎回の発表による。場合によってはペイパーを課す。

更新日:01/04/2008
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