授業の概要 | 生体は種々の複雑な機構によりhomeostasisを維持している。Homeostasisの維持には代謝調節機構と生体防御機構が主要な働きを成している。両者は何れも外界からの刺激に応答するものであるので,生体情報機構学特論の講義内容が基盤となる。
免疫現象は実に精巧であるが,その機構は複雑・多岐にわたり,現在においても詳細な機構あるいは全体像を把握するに至っていない。下記の内容で議論していくが,現在も急激に進展している分野であるので,時流の問題点を探りながら展開したい。
1 .生物における異物排除の論理
2 .細胞性免疫
3 .抗原と抗体
4 .体液性免疫
5 .免疫担当細胞の分化と調節 |