授業計画 | テーマ | 内容 |
第1回目 | 葯培養による半数体育種 | 葯培養というバイオテクノロジーを基に、半数体育種法の技術を体系化し、世界で初めてのタバコの実用品種MC101号を開発した話。 |
第2回目 | 細胞融合の育種への応用 | 細胞融合について。非対称融合によるタバコの雄性不稔系統の作出。細胞融合によるバレイショの2x育種法。 |
第3回目 | アグロバクテリウム法による形質転換法 | アグロバクテリウム法による形質転換法。スーパーバイナリーベクターによるイネ、トウモロコシの形質転換。 |
第4回目 | ウイルス抵抗性植物の育成 | アグロバクテリウム法によるPaMMV抵抗性トランスジェニックパチョリの育成。ウイルス抵抗性植物の作出法と実用化されたウイルス抵抗性作物。 |
第5回目 | 低蛋白イネの育成 | イネの貯蔵蛋白質について。遺伝子組み換えによる低蛋白イネの育成。遺伝子組み換えイネの安全性評価の実際。 |
第6回目 | Btトキシンによる耐虫性植物 | Btトキシンについて。どのようにして実用レベルの害虫耐性の形質転換植物を作ったか。組み換え作物の食品としての安全性。 |
第7回目 | 植物のもつ抵抗性遺伝子の利用 | 植物のもつ抵抗性遺伝子。植物のもつ抵抗性遺伝子を導入した耐病性育種。 |
第8回目 | 抗菌蛋白質による病害抵抗性植物の育成 | ザルコトキシン、ディフェンシンについて。抗菌蛋白質を形質転換した病害抵抗性植物。 |
第9回目 | 低温耐性植物 | 植物の低温障害発生のメカニズム。低温傷害と活性酸素種。低温耐性のトランスジェニック植物。 |
第10回目 | 耐凍性植物 | 低温馴化の分子機構。耐凍性のトランスジェニック植物。 |
第11回目 | 耐塩性、耐乾性植物 | 耐塩性を付与する要素。耐塩性のトランスジェニック植物。 |
第12回目 | 分子マーカーについて | 分子マーカーについて。RFLP(restriction fragment length polymorphism)、RAPD(Random Amplifeid Polymorphic DNA)、AFLP(Amplified Fragment Length Polymorphism)等について |
第13回目 | 分子マーカーの利用による育種(1) | AFLPマーカーによるタバコのPVY抵抗性遺伝子のマッピングと戻し交雑育種への利用。 |
第14回目 | 分子マーカーの利用による育種(2) | 分子マーカーとQTL解析。タバコの立ち枯れ病抵抗性育種への利用。 |
第15回目 | 試験 | |