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生物有機化学特論

科目
生物有機化学特論
区分
資源生物学専攻
授業コード
41013
開講期
曜日・時限
春 水/67
単位数
2単位
担当者名
佐藤 幸治
授業の概要
 医薬,農薬などの薬物を作り出すためには、様々な薬物と薬物受容体の相互作用を分子レベルで理解しなければならない。本講では次の項目について講義する。
1.有機分子の構造(立体化学)
2. 細胞間コミュニケーション
3.薬物認識と特異性
4.薬物受容体
5.薬物の立体構造と薬理作用
6.薬物設計の実際
到達目標
創薬化学の基礎を理解し、医薬および農薬の分子設計への応用をはかる。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
有機分子の構造 静的立体化学、動的立体化学、分子集合体の立体化学、生体内でのキラル化合物、プロキラリティー
第2回目
細胞間コミュニケーション 伝達物質と標的部位での相互作用様式
第3回目
細胞間コミュニケーション 伝達物質と標的部位での特異性の重要性
第4回目
薬物認識と特異性 薬物分子の細胞への結合、薬物特異性
第5回目
薬物認識と特異性 ファーマコフォーの概念
第6回目
薬物認識と特異性 立体構造を含む酵素活性部位の活性発現の機序と生体
内物質との特異的相互作用、酵素阻害薬
第7回目
薬物受容体 薬物受容体の概念、構造、機構
第8回目
薬物受容体受容体に作用する薬物の特異性の機序
第9回目
薬物受容体作用薬・拮抗薬の設計
第10回目
薬物の立体構造と薬理作用光学異性と薬理作用
第11回目
薬物の立体構造と薬理作用薬理作用に及ぼす幾何異性体の影響
第12回目
薬物の立体構造と薬理作用立体配座異性と薬理活性
第13回目
薬物設計の実際リード化合物の創出・最適化と定量的構造活性相関
第14回目
薬物設計の実際創薬の新技術
第15回目
薬物設計の実際創薬化学とコンピュータ

使用テキスト
プリント
参考文献
①長瀬 博,山本 尚:創薬~薬物分子設計のコツ~,エルゼビア・サイエンスミクス(2001)
②野崎正勝,長瀬 博:創薬化学,化学同人(1995)
③山川浩司,金岡祐一,岩澤義郎:メディシナルケミストリー 第5版,講談社サイエンティフィック(2004)
④長瀬 博:製薬科学~メディシナルケミストのためのエッセンス,テクノミック(2002)
⑤Camille G. Wermuth : The Practice of Medicinal Chemistry, ELSEVIER ACADEMIC PRESS(2003)
成績評価方法
レポートおよび講義中のコミュニケーション

更新日:01/15/2007
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