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コヒーレントウェーブ工学

科目
コヒーレントウェーブ工学
区分
電子情報工学専攻
授業コード
42327
開講期
曜日・時限
秋 火/78
単位数
2単位
担当者名
白﨑 博公
授業の概要
光エレクトロニクスは、レーザ光と光ファイバの発明以来、マイクロリソグラフィの微細化技術にともなって飛躍的な発展を遂げている。まず、光の干渉性から、コヒーレント光とは何かを学ぶ。そして、光波を、電磁波的な要素からマクスウェル方程式を用いて解析する。次に、フィルタ処理やフーリエ変換などの光信号処理システムについて学ぶ。さらに、干渉法、分光法、回折格子、光ファイバを用いた光計測法を学ぶ。応用面ではホログラフィなどの空間光変調器、光集積デバイス、WDMなど光ネットワーク技術を解説する。光実験キットで、体験もしてもらう。
到達目標
ナノテクノロジーに必要な光波の電磁界的な取り扱いと、最近の光学技術に精通できること。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
光伝搬の基礎 光解析に用いるパラメータと単位、光のコヒーレンス
第2回目
ベクトル解析 スカラ積とベクトル積。勾配、発散、回転の計算演習
第3回目
マクスウェル方程式と平面波 変位電流、マクスウェル方程式、ポインティングベクトル
第4回目
平面波光の反射と屈折Ⅰ 屈折率とスネルの法則、TE偏光とTM偏光
第5回目
平面波光の反射と屈折Ⅱ マクスウェル方程式から振幅反射率と電力反射率を求める
第6回目
異方性や吸収媒質中の光波 ブリュースタ角、複屈折、アイコナール方程式
第7回目
光導波路の基礎 導波モードの概念、分散、平板導波路解析
第8回目
光ファイバ解析構造、伝搬モード、LPモード、光ファイバの特徴
第9回目
自由空間中の光ビーム伝搬球面波と回折。フレネル回折とフアウンホーファ回折
第10回目
レンズによる波面変換作用ガウスビーム、倍率、リュービルの定理、フーリエ変換
第11回目
干渉と共振2光束干渉、共振器、各種の干渉計、
第12回目
回折格子回折の原理、回折格子、多層膜干渉
第13回目
光計測への応用Ⅰ長さ、距離の測定。速度、回転速度測定。
第14回目
光計測への応用Ⅱ形状測定、ホログラフィー、光ファイバ応用計測、
第15回目
最近の話題分光測定、エリプソメトリー、スキャトロメトリー、WDMなど

使用テキスト
國分泰雄著、“光波工学”、共立出版
白﨑博公著、“電磁波工学”学部テキスト
参考文献
白﨑博公他著、“光学実務資料集”、情報機構
成績評価方法
授業中の演習や毎回出される宿題演習、そして最終課題レポートで総合評価。

更新日:01/15/2007
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